Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(326・最終回)渡辺典子

2022-04-26 00:10:00 | コラム
65年7月22日生まれ・56歳。
大分出身。

2017年2月の第1回目「相武紗季」から始まって5年と2ヵ月、やっとのことで列伝の完結です。

326人、、、ふぅ達成感^^
そんな長寿シリーズの締めくくりとして登場するのは、渡辺典子(わたなべ・のりこ)さん。

けっこう好きだったんですよ、



しかし角川三人娘としては・・・
たのきんにおけるヨッチャン、シブがきにおけるフックン、少年隊におけるカッチャン、、、といったらいいのか、
薬師丸・原田に比べると、いまひとつ跳ねなかったのですよね。

時代の所為もあったのでしょうか、角川からの独立もうまくいかなかったような気がしますしね~。




<経歴>

第6回ホリプロタレントスカウトキャラバン・審査員奨励賞受賞。
「角川映画大型新人女優募集」オーディション・グランプリ受賞。

この時期、『週刊朝日』の表紙を飾る。
カメラマンは篠山紀信で、渡辺さんは高校生でした。

おとなっぽい!^^



映画俳優デビュー作は、82年の『伊賀忍法帖』。
堂々の三役をこなしたのち、
ニャンニャン事件でスキャンダルにまみれた高部知子の代役として、『積木くずし』(83)に主演する。

タイトルも配役も主題歌もよかった、いちばんの驚きはこれが「井筒和幸」演出であるという『晴れ、ときどき殺人』(84)。

これ以降、映画でもドラマでも「兼主題歌」が多かったのは、いかにも時代というか角川的というか。


『いつか誰かが殺される』(84)、


『結婚案内ミステリー』(85)、『彼のオートバイ、彼女の島』(86)、『キャバレー』(86)。

この年、映画『恋人たちの時刻』(86・脚本は荒井晴彦)の主演が決定していましたが、ヌードシーンに抵抗感を覚え辞退。と同時に、角川春樹事務所から独立。
以降、あきらかにメディア露出が(薬師丸・原田に比べ)激減したので、やはり独立は難しかったのかなぁ、、、と。

ほかの出演作に・・・
『恐怖のヤッちゃん』(87)、『トットチャンネル』(87)、
『人間の砂漠』(90)、『わが愛の譜 滝廉太郎物語』(93)、『億万長者になった男。』(94)、
『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003)、『海猿 ウミザル』(2004)、『椿山課長の七日間』(2006)、『赤い糸』(2008)、
最新作は、2020年の『みをつくし料理帖』。

相変わらず派手な露出はありませんが、コツコツとキャリアを築きつづけているのはうれしいです。


※あすは、列伝に登場した326人のなかで、好きなひとを10人並べます^^

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝:特別篇』
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする