Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(521)

2024-12-13 00:10:00 | コラム
ちぇ「す」→「す」な

このシリーズもまた、今年の連載は最後なので三夜連続でいきます!!


なんで子どもは、砂や泥が好きなんでしょうね。

水たまりもそうだけれど、汚れることが楽しいから?

これたぶん、あっている。
わざと泥んこビショビショになってアハハと笑う。

自分もそんなガキだったしね。
それに、砂時計も好きだった。

きっちり計算された結果でそうなっている・・・ことは、なんとなく理解していても、1分で砂が落ち切るってすごいよねと。

とはいえ黄砂を好きというひとは居ないでしょう。

あれを見て「風流よねぇ…」などというひとが居たら頭おかしい。
スギ花粉のようにも見えるしね、飛んでくんな!!みたいな。


ともあれ。
砂は映画とも相性がよいです。
一粒(っていうの?)の質量は軽く、強めの風が吹けば飛んでいってしまう。(だから黄砂が発生するわけだが!!)

そこに儚さがありますし、どこかに消えていくさまは幻想を映像化しているようにも思えますし。。。


『砂の器』(74)

なんだか無関係の自分でさえ、生まれ年に誕生した映画というだけで誇らしくなっちゃう大傑作。

何度もいうけれど、これに関しては清張の原作を超えてます。

それにしても、想像力をかきたてるタイトルですよねぇ!

時間をかけて、力をこめて作った器なのに、実際は砂だからやがて崩れてしまう。
物語ではそれを「宿命」になぞらえますが、これはヒトの性といいかえてもよいのでしょう。


※シネマコンサート、ダイジェスト版をどうぞ^^



『砂の女』(64)

62年に発表された書き下ろしを2年後に映画化、
すごいフットワークだし、この世界観をよく映像化したなぁ!!

安部公房の原作とよい勝負、、、う~む、甲乙つけがたい、どちらも傑作なので「ともに」堪能してください。

映画版は、暑苦しさ・息苦しさ、そして女(岸田今日子)の妖しさが際立つように設計されています。

たしかに女は魅力的だけれど、やっぱり生き地獄よね。





早く殺してくれ!と、自分が主人公なら思う。。。


『砂と霧の家』(2003)

『デューン』も挙げたかったけれど、3本に限定するならば最後はこの佳作を。

ジェニファー・コネリーが持ち前の?艶っぽさを殺し、終の棲家を奪われるヒロインを熱演。

邦題は直訳、つまり米国でも「砂」には崩れてしまう儚いもの、、、みたいなイメージがあるのだなぁと。




あすのしりとりは・・・
す「な」→「な」み。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(522)』
コメント
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