Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

年末年始& goo blog12周年特別篇(3)わたしの好きなもの・ひと・こと

2024-12-26 00:10:00 | コラム
第三夜…漫画『東大一直線』『東大快進撃』(小林よしのり)

最近のよしりん先生の言動には「さすがに」ついていけないところはありますが、

デビュー作(=大学在学中! 同時期デビューしたのが『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋本治)は純粋なるギャグ漫画で数ページにいちどは「うんち」が出てくるし、

いや、その前に・・・

①絵は「ヘタウマ」ともいえぬ下手さ加減で、批評家からは「インクのシミか!?」とまで酷評された
②皮肉でつけたタイトルなのに、学力至上主義を肯定していると勘違いされ、一部から嫌われる

・・・そんな状況下でも徐々に支持を集め、少年ジャンプの人気作に。


しかし。
単なるギャグ漫画のままだったら強力な「ド」メジャーがひしめくジャンプだもの、忘れられていった作品なのかもしれません。

『東大一直線』『東大快進撃』が読者のこころを掴んだのは、クライマックス直前から最終回までの展開が強烈だったため。
単行本でいえば、『快進撃』の3巻すべて。

超ド級のアホだった主人公・東大通に不思議な能力が備わり、超ド級の天才に。

その能力により通は東大に合格、しかしライバル現役勝は不合格。
酒を呑み街でチンピラと喧嘩をし、思いつめたように安田講堂に登りノミを打ち付け自死を遂げる。
そのノミが原因で、安田講堂は崩壊してしまう・・・!!






このスケールのデカい、不気味な、黙示録的なエンディング。

ひとなみに?漫画を読んできたけれど、このインパクトを超えるものに出会ってないですね、たぶんこれからもそうでしょう^^




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明日のコラムは・・・

『年末年始& goo blog12周年特別篇(4)わたしの好きなもの・ひと・こと』
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