「き」から選択…「印象的な『記者』が登場する作品、あるいは、そんな記者が書いたもの」
現在は主に格闘技興行のレポート・映画評・AV評などで「ささやかな原稿料」をいただく身ですが、
10年ほど前まではAV撮影現場などに潜入し、女優さんへのインタビュー、撮影の模様などを文章化していく仕事がメインで、まぁ広義の意味で「記者」でした。
(だから広義の意味では、今もか)
ゆえに、物語に登場する記者には「人一倍」反応するというか。
物語の多くに記者が登場するのはなぜか、それはもちろん「観客・読者の眼」として機能するからです。
主観・客観の切り替えとしてもおおいに有効。
今回の10選のうち9選はそんな「物語」ですが、ひとつだけノンフィクションを取り上げました。
記者・ライターを生業とする自分の、理想の作品だからです^^
①映画『市民ケーン』(41)…オーソン・ウェルズ
時代の寵児も、我々と同じような悩みや闇。を抱えていた―ことを解明するために、記者が関係者に取材していく構成を取っています。
②漫画『美味しんぼ』(83~2014)…雁屋哲×花咲アキラ
主人公は、『東西新聞』文化部記者の山岡士郎と栗田ゆう子。
ちゃんと読み込んでいるわけではないけれど、病院などの待合室に置いてあると思わず手に取ってしまいますわね。
③ドラマ『はね駒』(86)…斉藤由貴×NHK(トップ画像)
朝の連続テレビ小説で「録画し、繰り返し観た」のは本作だけ。
後半は、ヒロイン橘りんが新聞記者を目指す姿が描かれます。
④映画『凶悪』(2013)…白石和彌×山田孝之×ピエール瀧×リリー・フランキー
山田孝之が演じるのは、『新潮45』のライターがモデル。
事務所に伺ったことがありますが、実際にあんな感じです。
彼の家庭が抱える問題もきっちり描かれているところがよかった。
⑤音楽『さよならの今日に』(2020)…あいみょん
ロックスターやプロボクサーの生きざまを想像し、寄り添ってみる。
『news zero』(日テレ)エンディングテーマソングとして有名。
⑥映画『コミック雑誌なんかいらない!』(86)…滝田洋二郎×内田裕也
「恐縮です」といいながら取材対象に突撃していく。
テレビリポーターだが、このひとたちもまた「広義の意味では」記者となるか。
⑦小説『リング』(91)…鈴木光司
映画のシリーズが有名ですし、「映像つき」のほうが怖くはあるけれど、
物語の面白さ、結末のインパクトでは原作に軍配が。
⑧ノンフィクション『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(2011)…増田俊也
これが、自分の理想の作品。
何度も読み返していて、その度に嘆息。だって完璧なんだもん!!
⑨映画『大統領の陰謀』(76)…アラン・J・パクラ× ダスティン・ホフマン×ロバート・レッドフォード
ジャーナリズム魂に感動し、それを信じたくなる。
『シビル・ウォー』に期待したのも、そのあたりだったりします。
⑩漫画『まぼろし探偵』(57)…桑田次郎
昔、いちどだけ手に取って読んだことあったかと。
たぶん、公民館の図書室に置いてありました^^
というわけで。
今年の「映画系音楽系文学系あいうえお10選」はこれにて終了です。
来年も、またよろしく^^
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『壁は高かった、高過ぎた…。』
現在は主に格闘技興行のレポート・映画評・AV評などで「ささやかな原稿料」をいただく身ですが、
10年ほど前まではAV撮影現場などに潜入し、女優さんへのインタビュー、撮影の模様などを文章化していく仕事がメインで、まぁ広義の意味で「記者」でした。
(だから広義の意味では、今もか)
ゆえに、物語に登場する記者には「人一倍」反応するというか。
物語の多くに記者が登場するのはなぜか、それはもちろん「観客・読者の眼」として機能するからです。
主観・客観の切り替えとしてもおおいに有効。
今回の10選のうち9選はそんな「物語」ですが、ひとつだけノンフィクションを取り上げました。
記者・ライターを生業とする自分の、理想の作品だからです^^
①映画『市民ケーン』(41)…オーソン・ウェルズ
時代の寵児も、我々と同じような悩みや闇。を抱えていた―ことを解明するために、記者が関係者に取材していく構成を取っています。
②漫画『美味しんぼ』(83~2014)…雁屋哲×花咲アキラ
主人公は、『東西新聞』文化部記者の山岡士郎と栗田ゆう子。
ちゃんと読み込んでいるわけではないけれど、病院などの待合室に置いてあると思わず手に取ってしまいますわね。
③ドラマ『はね駒』(86)…斉藤由貴×NHK(トップ画像)
朝の連続テレビ小説で「録画し、繰り返し観た」のは本作だけ。
後半は、ヒロイン橘りんが新聞記者を目指す姿が描かれます。
④映画『凶悪』(2013)…白石和彌×山田孝之×ピエール瀧×リリー・フランキー
山田孝之が演じるのは、『新潮45』のライターがモデル。
事務所に伺ったことがありますが、実際にあんな感じです。
彼の家庭が抱える問題もきっちり描かれているところがよかった。
⑤音楽『さよならの今日に』(2020)…あいみょん
ロックスターやプロボクサーの生きざまを想像し、寄り添ってみる。
『news zero』(日テレ)エンディングテーマソングとして有名。
⑥映画『コミック雑誌なんかいらない!』(86)…滝田洋二郎×内田裕也
「恐縮です」といいながら取材対象に突撃していく。
テレビリポーターだが、このひとたちもまた「広義の意味では」記者となるか。
⑦小説『リング』(91)…鈴木光司
映画のシリーズが有名ですし、「映像つき」のほうが怖くはあるけれど、
物語の面白さ、結末のインパクトでは原作に軍配が。
⑧ノンフィクション『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(2011)…増田俊也
これが、自分の理想の作品。
何度も読み返していて、その度に嘆息。だって完璧なんだもん!!
⑨映画『大統領の陰謀』(76)…アラン・J・パクラ× ダスティン・ホフマン×ロバート・レッドフォード
ジャーナリズム魂に感動し、それを信じたくなる。
『シビル・ウォー』に期待したのも、そのあたりだったりします。
⑩漫画『まぼろし探偵』(57)…桑田次郎
昔、いちどだけ手に取って読んだことあったかと。
たぶん、公民館の図書室に置いてありました^^
というわけで。
今年の「映画系音楽系文学系あいうえお10選」はこれにて終了です。
来年も、またよろしく^^
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明日のコラムは・・・
『壁は高かった、高過ぎた…。』