Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

やっぱり「ここ」が好き(5・最終回)

2017-09-25 06:06:57 | コラム
『フェイク』(97)


「潜入捜査官モノに、ハズレなし」とはいうが、それはたしかにそうで、「あれもこれも」とひとに薦めたくなる。

個人的にいちばんは、スコセッシのオスカー受賞作ではなく、そのオリジナルでもなく、この映画。


ジョニー・デップ(ドニー役)、キャリア最高の演技。
アル・パチーノ(レフティー役)も、キャリアのなかで五指に入る演技。


殺されることを悟ったレフティが、妻に「お前だから許せる、とドニ―に伝えてくれ」というシーンにグッとくる。




このあとの、ジョニー・デップの、絶望を湛えた瞳も素晴らしかった。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(29)市川実日子』
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やっぱり「ここ」が好き(4)

2017-09-24 00:10:00 | コラム
~23日の格闘技イベント『UFCジャパン』取材のため、24日まで「超短文」で更新します~


『メジャーリーグ』(89)

前日までのリストに比べ「やや軽い」かもしれないが、自分だって「ただ楽しい」映画も好きなんだよ。

スクリーンの形(横長のフレーム)と関係があるのかもしれない、野球とボクシングは映画との相性がバツグンだが、とくにこの映画は、野球を題材としたもののなかで頭ひとつ抜きんでている。

実質的な主人公テイラーが取るラストの作戦には、野球の醍醐味が詰まっていて、何度観ても興奮する。

最後の最後、チャーリー・シーンとウェズリー・スナイプスがハイタッチ? するシーンも格好いい。





この映画の成功は、監督にデヴィッド・S・ウォードを起用したところにある。

名前を聞いてもピンとこないひとも多いだろうが、このひとはかつて、コンゲームの傑作『スティング』の脚本を担当しているのだ!!


※このシリーズは、きょうまで・・・の予定でしたが、事情によりあすまで展開しますです

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明日のコラムは・・・

『やっぱり「ここ」が好き(5)』
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やっぱり「ここ」が好き(3)

2017-09-23 00:10:00 | コラム
~23日の格闘技イベント『UFCジャパン』取材のため、24日まで「超短文」で更新します~


『街の灯』(31)

盲目の花売り娘に恋をした浮浪者チャーリーが、なんとか彼女を救おうとする物語。


(じつは)残酷な結末も深い余韻を残すが、何度でも観たいのは、チャーリーがボクシングに挑戦するシーン。


これは相手役を務めたひとも、レフェリーもすごいと思う。

パントマイムの芸が活きた、チャップリンならではの名シーンになっている。





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明日のコラムは・・・

『やっぱり「ここ」が好き(4)』
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やっぱり「ここ」が好き(2)

2017-09-22 00:10:00 | コラム
~23日の格闘技イベント『UFCジャパン』取材のため、24日まで「超短文」で更新します~


『カッコーの巣の上で』(75)

刑務所の強制労働から逃れるため「精神異常」を装ったマクマーフィーが目の当たりにする、人間性を無視した精神病院の真実とは―。

ロボトミー手術や、ラストの絶望と希望もインパクトを残すが、最も好きなシーンはこれ。


※マクマーフィーへの友情から、初めてことばを発するチーフ

「ありがとう」
「!!」
「フルーツ味だ」

「ちきしょう、喋れたのか!?」

「耳も聞こえる?」
「もちろん」


「…ここから、出よう」




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明日のコラムは・・・

『やっぱり「ここ」が好き(3)』
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やっぱり「ここ」が好き(1)

2017-09-21 04:26:02 | コラム
~23日の格闘技イベント『UFCジャパン』取材のため、24日まで「超短文」で更新します~


自分にとっての神映画、『タクシードライバー』(76)。

日本の映画ファンでいちばんこの映画のことを愛していると自負しており、どの角度からでも語ることが出来ると思っている。

暇さえあれば自宅でブルーレイを流しているが、毎日フルで観ることが出来るほど余裕のある日常は送っていない。

でも観たい。

少しでいいから、この映画の毒を浴びたい。

そう思ったときに、必ず流すシーンがこれ。


銃所持の許可証を持っていないトラビスが、闇のルートで銃を入手するシーン。





いきなりマグナム44を欲しがるトラビス、最高だ。

そして、銃売買の専門家だと思っていた相手が、じつは「なんでも屋」であることが分かるシーンで笑った。

車や、クスリまで売りつけようとするからね。


※こんな感じで、日曜日までつづけます

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明日のコラムは・・・

『やっぱり「ここ」が好き(2)』
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