Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

サヨナラ、サヨナラ…サヨナラ

2017-09-28 08:25:53 | コラム
宮崎爺(の、繰り返されるアレ)は、ほとんど恒例行事と化しており、笑って受け止められるので問題なし。

リュック・ベッソンがかつて発言した、「10本撮ったら映画監督を辞める」は信用出来ない。
(べつにベッソンが嫌いといっているわけじゃない)

ただQTタランティーノの「10本撮ったら辞める」は、なぜかは分からないが本当のような気がする。




misonoや泰葉の場合、受け手が苦笑してしまうのは、いってしまえば、こっちが小物と解釈しているところがあるのに、本人は大物と思っているところから生じる「ずれ」のため、、、なのではないか。

でも苦笑とはいえ笑ってしまえるのだから、それも「あり。」といえば「あり。」か。


「さよなら」を口癖のようにいっていた淀川センセーは、生涯現役だった。



現役をつづけても「職種的に」問題なかったといえるが、映画のために結婚を「捨てた」ひとであるからして、覚悟がちがうぜモノがちがうぜってところだろうか。


少し脱線するが・・・

本コラムにおいて、淀川センセーの登場率はなかなかに高い。

もちろん尊敬しているから、だが、批評家として特別優れているひと、、、とは個人的には思わなかった。

自分が信奉する批評家は、田山力哉、今野雄二、ピーター・トラバースといった面々。

淀川センセーが優れていたのは、その「語り口」と、驚異的な「記憶力」であり、自分もその点で尊敬していた。

どっちにしろ、すげーひとですよ。


話を戻して。

切なくなるのは、やっぱりアスリートの引退でしょう。

10年以上前は「負け知らず」だった格闘家・五味隆典が5連敗、先日の試合の直後、ファンの前で涙し「ここに上がるレベルではないのかもしれない」と語った。

事実上の、引退発言かなぁ。



強い印象のまま表舞台から去ったのは魔裟斗くらいで、大抵のファイターは連勝記録が止まった/王座から陥落した、という衝撃の展開のあとにグローブを置く。

選手生命が短い世界なので、余計に切ない。


もちろん、カムバックするケースもある。

「レスラーとミュージシャンの引退ほどあてにならないものはない」といったひとが居るが、たしかにそうで。

それで再び輝けるひとも居れば、そうでないひとも居る。


「十中八九」失敗するのは、AVの世界だろう。

2年前に大人気だったAV嬢でも、カムバック後に輝けたひとは「ほぼゼロ」。

ちょっと前まで「過激」とされていたプレイが、現在では「あたりまえ、のこと」とされている、その時代の変化についていけないのだった。


そして、安室ちゃんである。




好きでも嫌いでもないが、格好いいとは思うし、好んで聴いていたわけではないのに、代表曲のいくつかはソラで歌える。

年齢もちかいしね、たいしたスーパーママですよ。


各所で「いつか、また」「いやいや、復帰なんかないだろう」といった議論? が展開されているけれど、個人的には、たぶん後者で、百恵・原節子タイプなんだと思っている。





いま熱中している『ツイン・ピークス2017』の放送が終わったとしても、流れに乗って『ツイン・ピークス「ロス」』とは口が裂けてもいいたくない自分ではあるけれど、ファンが寂しい思いをするっていうのは分かりますよ、みんな、なにかに寄りかかって生きていくものだからね・・・。

表現は適切ではないかもしれないが・・・
それが、「代わりがきかない」ひと・ものであれば、なおさらだと思う。

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明日のコラムは・・・

『「THE」をつけるか否か』
コメント (1)
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