Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(323)

2020-03-26 00:10:00 | コラム
きどしょ「う」→「う」み

どーせ、海のない県で生まれ育ちましたよ!!

そのためか、海への愛着というものは「もちろん」ないし、
かといって「憧憬みたいなもの」も、ない。

どちらかというと、恐怖心というかね。

単純に怖いんですよ、なんか。

海の幸は大好きだけど、海に行かなくても平気だし。
水着ギャルは大好きだけど、自身は水着も持ってないし。


以下、映画のなかに登場する印象的な海たち。


『バートン・フィンク』(91)



謎の箱を持った主人公と、美女と、海とカモメ。

完璧なラストだった。


『十八歳、海へ』(79)

森下愛子の魅力炸裂、心中ゲームなど、けっこうヤバいことを描いているけれど、この時代だから許されたのかな。

でも、もっといえば、道徳と倫理の先へ行くことこそ、映画の本分であるような気もするけれど!!


『八月の濡れた砂』(71)

藤田敏八のにっかつ映画を連続して。

ヤバさが『十八歳~』以上であることは、この予告で分かるでしょう。




『ハートブルー』(91)

強盗もやってのける伝説的サーファーを追うFBI捜査官は、そんなターゲットに魅かれてしまい…。


『ソナチネ』(93)

初期の北野映画を支えたのは、やはり海の存在だったかと。



『狂った果実』(56)

いま観たってクール。
慎太郎さんの言動はメチャクチャだと思うが、こういう物語を創ったひとだと知ってしまうと、嫌いにはなれないんだ笑笑




『太陽がいっぱい』(60)

完全犯罪、もう少しだったけど…。

タイトルとは裏腹に、海のほうが印象に残る。


『プライベート・ライアン』(98)

冒頭のノルマンディー上陸。

海中における銃撃戦で、ここまで痛みを表現出来たのはすごい。


『ジョーズ』(75)

つまり日本で海を撮るのが巧いのは藤田敏八と北野武で、ハリウッドではスピルバーグ、、、ということか。


『魔女の宅急便』(89)

キキにとっては海の見える街は憧れでも、ジジにとっては「大きな水たまり」でしかないのだった。




あすのしりとりは・・・
う「み」→「み」るく。

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『シネマしりとり「薀蓄篇」(324)』
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贅沢映画鑑賞

2020-03-25 05:37:28 | コラム
4月3日より、傑作アニメーション映画『AKIRA』(88)の4Kリマスター版がIMAX仕様の劇場で公開される。

ひゃっはーーーーー!!!!!

この映画に関しては、コロナショックとか関係ないでしょう。(たぶん)
自分の世代で劇場は埋まるだろう。(たぶん)

いや『AKIRA』はガンダムやエヴァと同様、世代で分断されるようなものじゃない、だから、じっちゃんばっちゃんあんちゃんねーちゃんで満席になるはず。(たぶん)


ところでこちら、最近劇場で観た映画のチケットなのだが、


今までエグゼクティブシートなんて興味なかったのに、デートでいちど使ったら気に入っちゃって、料金高くなる―ひとり3300円―けど毎回エグゼクティブを選択するようになった。

『AKIRA』は公開初日に行って5日目に行って10日目にも―という3回鑑賞を考えているのだが、つまりそれだけで、いちまんえーーーん!

まぁいいよ。
貯蓄ではなく映画鑑賞と格闘技観戦のために働いているようなところがあるからね、このまま贅沢鑑賞をつづけたいと思う。




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MIDNIGHT RUNNER

2020-03-24 00:10:00 | コラム
近所の芹が谷公園がリニューアル工事を終えたというのもあって、ジョギングを始めた。

ジョギングシューズも買ったし、

真夜中なのに、こんな明るい感じだから。



※目玉の、超「長」すべり台…お子様しか乗れません



深夜2~3時に走るので、だーーーーれも居ません。

いちおう東京なんだけどね、でも昼間に走るとなると(「えーかっこしー」だから)格好を気にせねばならんし、ド深夜はそんな必要はないからね。
完全に、自分のペースで走れるし。

いつまでつづくか?

うん、けっこうつづくと思いますよ、そのあたりは自信あります。


・・・とりあえず、酷暑の時期になるまでは。。。




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『贅沢映画鑑賞』
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外国女優別キャリア10傑(10)エレン・バーキン

2020-03-23 00:10:00 | コラム
~エレン・バーキンのキャリア10傑~

若いころは憎めないビッチ、
65歳になった現在は、不思議と知性をも纏うようになり、どんなキャラクターでも演じられるようになった。

昔は好きではなかったけど、いまは好き―そういう映画ファンも、多いんでない?

自分?

ずっと前から好きでしたわよ。


(1)『シー・オブ・ラブ』(89)

アル・パチーノと共演したサスペンス。

パチーノの煩悩を狂わせるほどのセックスアピール、全開。




(2)『シェスタ』(87)



シエスタとは、仏語で「昼寝」の意味。

日本版のもよいが、海外版のポスターは、より煽情的。

ジョディ・フォスターも出ています。


(3)『ジョニー・ハンサム』(89)

ミッキー・ローク主演の哀しき犯罪映画。

バーキンは、醜い主人公に「醜い!」といい放つ、サイアクなビッチを好演。


(4)『ダウン・バイ・ロー』(86)

ジム・ジャームッシュ、初期の代表作。

脱獄囚を描くコメディで、バーキンは出番は少ないものの、チャーミングな魅力を振りまいている。


(5)『スウィッチ/素敵な彼女?』(90)



バーキンの魅力が炸裂したコメディ。

性差別主義者が「おんな」に生まれ変わり・・・。


(6)『おわらない物語 アビバの場合』(2004)

戦いつづけるインディーズ作家、トッド・ソロンズによる実験映画。

主人公アビバの半生を、人種・性別・年齢のちがう8人の俳優が演じる。


(7)『ボーイズ・ライフ』(93)

デ・ニーロ、ディカプリオと共演。

デ・ニーロもバーキンも、レオくんをきっちりサポートしていてほんとうの親子に見えてくる。




(8)『ダイナー』(82)

ミッキー・ローク、スティーヴ・グッテンバーグ、ケヴィン・ベーコンと共演、
メリーランド州ボルチモアを舞台とした映画を撮り頭角を現した、バリー・レヴィンソンによる青春映画。

ぜんぜんビッチっぽくないバーキンも、なかなかよか。ですよ。


(9)『お気にめすまま』(92)



ジャック・ニコルソンと共演。

中年にさしかかってから、役の幅がグンと広がった感があり。

(10)『ザ・ファン』(96)

デ・ニーロ演じる主人公が、野球愛が高じて選手をストーキングしていく、トニー・スコットらしいサスペンス。

バーキンはデ・ニーロの別れた妻役、
売れる前のベニチオ・デル・トロ、ジャック・ブラックも出てくるよ。

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『MIDNIGHT RUNNER』
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払い戻し・・・ないんかーい!!

2020-03-22 00:10:00 | コラム
本日、さいたまスーパーアリーナでK-1の祭典『K’FESTA.3』が開催される。

格闘技に飢えているファンにとっては喜ばしいかぎりだが、
コロナショックによる自粛ムードが漂うなか、主催にとっては悩みに悩み、協議に協議を重ねた結果の「強行」なんだと思う。

「当然のように」来日出来ないファイターも居て、カードは一部変更。
しかし無観客ではなく、場所も移動せず開催に踏み切った。

格闘技イベント自粛要請を 西村担当相が埼玉知事に…共同通信


これにつづく形で4.19にRIZINが開催される「予定」なので、成功を願わずにはいられない。

しかし! だ。

これ、チケットの払い戻しに関するアナウンスがないのだよね。

つまりは、きょう来てくれよと。
来れないのであれば、返金はしませんよと。

これはさすがにちょっと、デタラメが過ぎやしないか。


立ち技(K-1)とMMAの両方が好きという格闘技ファンも居れば、そのどちらかしか興味を抱けず「抱けないほうをディスる」みたいなヤカラが居るのだが、自分はそういう連中は好きじゃない。
放っておけばいいのだが、こうした対応をしていると、そんなヤカラにエサを与えるようなものだし、一般ピープルにも印象がよくない。

プロ野球も大相撲も無観客なのだから、
観客入れるのであれば来てくれたひとには「それなりの対応」をするべきだし、
いろいろ考えて「行かない」という選択をしたひとには、逆に「それ以上の対応」をすべきなんじゃないかな~。

もちろん成功は願っているよ、
そんな自分は今回は、ネット視聴を選択しています。。。




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『外国女優別キャリア10傑(10)エレン・バーキン』
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