僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

プールサイドストーリー…⑤

2017年01月25日 | ケータイ小説「パトスと…」

 

 

 

 

「部活とかないの?」
「ユキオさんは何かやってたの?」

「僕は弓道部だった。中学の時はバレーボールだったんだけど、
すごく強くて県大会なんかにもいくくらいでね、
監督がスパルタってゆうかすごく横暴でさ、
今だったらすぐに教育委員会だな、生徒すぐ殴るし、

僕も拳骨で何回もやられたし。
だから高校入ったらやりたくなくなって全然違う運動部がよかったんだ」

「ふ~ん、ユキオさんは科学部かなんかかと思った」
「え~っなんだよそれ」

「ま、何となく見た目文化部っぽいかな」
「へ~そ~ってか運動はずっと好きだったよ、
こう見えても運動神経は割といい方だと思ってるんだけどな」

「あっそれは分かる」
「分かるのかい、でも科学部に見えちゃうの。それでゆきさんの部活は?」

「一応全員何かに入らなくちゃいけない学校だったから
科学部に行ったんだけど、実験は面白かったけど
よく分かんない記号とか出てくるからすぐ行かなくなって帰宅部」
「なんだ自分が科学部なんじゃん、
それで家に帰っても面白くないからグレちゃった、って?」

「あれ?よく分かってるね」
「帰宅部連中がマクドとかゲーセンに集まってたばこ吸ったり…」

「援助交際とか出会い系の情報交換したり?」
「そうそう」


「あは~っ残念、そうゆうのは未だなかった、
ていうかスマホも未だ無かったからそれはないな」
「そりゃそうだ、ポケベルの時代だもんな」

「友達の彼氏に暴走族の子がいてね、
バイクに乗せてあげるからって言われてついて行っちゃった。
面白そうだったし」

「うわ、それヤバいね」

画像=フリー素材

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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