まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

「さくらの里山科」訪問 2

2012年08月13日 | 全体

間があいてしまって、ごめんなさい。


さて、屋上を通って猫エリアへ移動するところまででしたね。

ドングランとしても使われる予定の屋上には太陽光発電が設置されていて、停電のときもエレベーターなどが使えるそうです。

このホームは
・犬と猫を受け入れる
・災害対策

を二大特徴としているのだそうです。

防災対策はホームだけでなく近隣への対策も視野に入れ、その分の非常食と飲料水の備蓄もされる予定とのことです。


猫エリアに到着。
ここも2つのユニットに個室が10個ずつ、それぞれに17畳の広さのリビングがあります。


廊下に置かれた猫ちゃんのフード、そしてトイレ。




やってきた猫ちゃんを笑顔ママさんがなでてあげます。




このお部屋ではカーテンの向こうに猫の姿がありますね。座って、外を眺めています。
猫の姿があるとゆったりと流れる時間にほっとするような暖かさが生まれます。




ベッドで寝ているお年寄りのふとんの上には太った猫が気持ちよさそうに丸くなっています。
私たちがのぞいたので、顔をあげました。

「起こしてしまって、ごめんね。」



目を覚まして手を伸ばせば、猫ちゃんに触れられるって、いいですね。


人懐こいきれいな猫がやってきました。




廊下で。




案内役の職員の方です。
職員の方はみな若くて、さわやかな印象です。




リビング。
このケアホームでは起床時間、就寝時間は各人ばらばらでいいのだそうです。(私にぴったりだぁ。)




一緒に見学にきたロータリークラブの方が猫を抱き上げました。






見学はこれで終わりです。



次は会議室で施設長のお話をうかがいました。

テーブルの上にはお茶とケーキ。



このケアホームの母体は高齢者のデイサービス・在宅看護、グループホーム施設、さらに知的障害者の方たちの施設も運営され、自立支援活動に積極的に取り組んでられます。
このケーキもその活動の一環として作られて(多分、売られている)もので、甘さ控えめでおいしいです。

施設長のお話の中で一番新鮮だったのは、

「犬猫の受入はアニマルセラピーを目的とするのではない」「犬猫が幸せに暮らせるため」と明言されたことでした。

これは、高齢者福祉、障害者福祉に次ぐ、第3の柱としての(人間の)伴侶動物福祉の理念に基づくものだそうです。

パンフレットには~人もペットも幸せに暮らせる豊かな社会を目指して~と掲げてられます。
ですからここに入居している犬猫はもらい手の少ない老齢犬猫が多く、犬猫の受け入れは殺処分になる命を救う願いが
こめられています。

今は犬5匹、猫6匹ですが、いずれは各20匹を予定されています。

「さくらの里山科」は新しい福祉のあり方を目指しています。

「これは施設長さんのお考えですか」とお聞きしたら、「熱心に取り組んでいる職員2名と一緒に」とのお返事でした。

世話は職員の方がされますが、お散歩などのボランティアがたしか10人くらいいると言われてました。


   

現在入居希望者は800人待ちだそうです。でも飼っている犬猫と一緒に入居を希望する方は優先されるとのことです。
ただ特別養護老人ホームですから、要介護でないと入居資格はありません。


まだできたばかりですし、広い場所で猫はともかく、犬たちはちょっと落ち着きがわるいように私には感じられたのですが、
ちゃんと見たわけではないので、早とちりかもしれません。たとえそうであっても、みなでアイディアをたくさん出し合って、犬たちと高齢者の幸せな暮らしの場ができるよう応援したいです。


「さくらの里山科」をあとに、バスで横須賀の街へ。外は焼き付けるような日差しが容赦なく照りつけます。

ドブ板通り入り口の魚藍亭でお食事です。海軍カレー館の中にある和食のお店ですが、最後に海軍カレーがでました(笑)




午後はじりじり照りつける太陽の下(しつこい)横須賀港クルージングを終え、八王子へと帰ってきました。

笑顔ママさんに送っていただいて、玄関の鍵をあけたら、ずらり3匹並んで盛大にお迎えしてくれました。
いままでだったら、めぐちゃんはマイとジュリアのうしろでしっぽを振っていたのにね。
コメント (2)
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