この部屋の出窓に置いてあるモンステラです。葉の縁にしずくがたまっているのが、分かりますか。
モンステラが泣いている?
ロシアでエゾミソハギのことをプラクーン-トラヴァーっていうんですが、これは泣いている草という意味です。なぜエゾミソハギがそう呼ばれるのかというと、この草は水辺を好むらしいのですが、草の内部に水分が多すぎると葉先からしずくを滴らせるからなのです。
モンステラも昨日たっぷり水をやったからでしょう。
プラクーン(エゾミソハギ)は魔よけの草として呪い女に必要不可欠な草でした。
呪い女はプラクーンの根と草を採ったら、次のような呪文を唱えなければ草は魔よけの力を発揮することができないのでした。
プラクーンよ! プラクーンよ!
お前は幾久しくとめどなく泣いてきたが、泣いて何を得たというのか
清き原に涙を流すのをやめよ、青海原に号泣の叫びを響かせるな
邪悪なる悪魔どもや悪魔まがいの輩(やから)を
老いたるキエフの魔女どもをおののかすがよい
奴らがお前に従わないなら、涙で溺れさせてしまえ
お前の眼から逃れようとしたなら、地獄の奈落へ閉じ込めてしまえ
わが言葉がお前のもとで強く確かであるように、永遠に!
さて、モンステラにこの呪文を唱えたら、魔よけの力を発揮してくれるでしょうか? なんせ、モンステラですもの。
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