嘘かmakotoか

おかげさまで15年を超えました

製菓衛生師(2)製菓衛生師とは

2021-01-14 | 製菓衛生師資格取得
製菓衛生師(2)製菓衛生師とは

 製菓衛生師を目指すにあたって、社会人や主婦などで資格を取得した人のブログを探しました。私でもできるだろうか、仕事と家庭と製菓との両立は可能か、そういったことは同じ道を歩んだ人のブログで勇気づけられ、最終的にチャレンジすることを決めました。ただ、思いの外ブログは少なかったので私も忘れないうちに記録に残してどなたかのお役に立ちたいと思います。

 情報については都度更新していく余裕はないと思うので、たぶん書きっぱなしにします。参考にする方は常に最新の法律や情報にあたるようにしてください。


●公的資格と民間資格
 製菓衛生師とは、製菓衛生師法という法律に定められた国家資格です。製菓に関する国家資格はほかに職業能力開発促進法に定められた技能検定があります。これらは公的資格です。

 世の中には法律に根拠を持たない民間資格もあります。明治製菓のチョコレート検定のように特色のあるものやコルドンの修了証など、一般社団法人が実施する試験や、おけいこスクール独自の修了資格が該当します。それらは実施団体が独自に受験資格や試験基準を定めていますので、レベルや内容については資格ごとに異なります。どちらがいいとか悪いとかではないので、自分に合うものを探すとよいでしょう。

 国家資格は一度登録(手数料要)すれば保持するのにお金はかかりませんし有効期限もありませんが、民間資格は更新制だったり年会費制だったり、資格を維持するにもお金がかかり続けるものがあります。趣味だから取りやすい民間資格にするという考えもありますし、趣味だから維持費のかからない国家資格にするという考え方もあります。この先、自分がどうしていきたいかを自問し、その点もあらかじめ調べておく必要があります。

 将来的にヨーロッパに留学することも検討しているのであれば、国家資格は取っておいた方がよいかもしれません。その辺は詳しくないので詳しい人のブログを見てください。


●製菓衛生師と技能検定
 どちらも国家資格です。製菓衛生師はこれから製菓業務に就こうとする学生さんでも受けられますが、技能検定は既に従事して実務経験を積んでいる職人さんが受けるものですので、趣味でお菓子を作るような一般の人には受験資格はありません。

 そういうわけで、私がここで目指すことにしたのは製菓衛生師のみです。実務経験のない私には技能検定の受験資格はありません。


●業務独占資格と名称独占資格
 医師は免許を取らないと医師としてお仕事をすることはできません(業務独占)が、製菓衛生師は取らなくてもお菓子は作ったり教えたりできます。英検2級を取らなくても英語を喋っていいのと同じ感じでしょうか。つまり、一定の勉強をした結果だと解釈すればいいと思います。

 ただし作ったり教えたりできますが、製菓衛生師法第10条により製菓衛生師でないものは製菓衛生師を名乗ることはできません(名称独占)。

製菓衛生師(1)きっかけ

2021-01-14 | 製菓衛生師資格取得
製菓衛生師(1)きっかけ

 製菓衛生師を目指すくらいなので、幼少時からお菓子作りが好きで親しんでいたのでしょう?と思われるかもしれませんが、そのようなことはありません。

 年に数回クッキーとホットケーキを焼くくらいの普通の小学生でした。家にオーブンはありませんでしたし。高校に入ってから十数年間はそれすらしていませんでした。

 20代の終わり頃、職場のお友達に誘われて地元のお教室に行く事になりました。その時も「え、私ほとんど経験がないけど、行って大丈夫かしら???」と聞いたくらいです。初めはおそるおそるで、自分が見当違いなことをしていないかと緊張していました。半年くらい経ってくると慣れてきて、やがて作れるのが嬉しくなってきて抵抗感もなくなり、そこから3年くらいは習ったお菓子を家でも頻繁に作っていました。

 そうはいっても自分の作ったお菓子を食べ続けるという生活も数年経つとちょっとしんどくなってきました。教室に作りに行ってそこで先生や仲間とのお喋りを楽しむことの方がメインになり、家では作らなくなっていきました。

 子供が小さい頃、ママ友さんから公民館でのキッズお菓子教室を紹介されて行ってみました。その時に、「ああ、たまに単発で子どもたちとこういうレッスンをするのも楽しそうだな」と感じました。そこから講師の資格って必要?どうすればいいの?と調べ始めたのがきっかけです。

 また、お教室の先生がレッスン中に理論や歴史的経緯などを楽しくお話ししてくださっていたので、ただレシピ通りに作るだけの作業ではなく、理論をもっと体系的に学びたいなと思い始めていたところでした。

 その頃、同じお教室の仲間がソムリエを取得したり、同僚が通信制の大学を卒業したりと、周囲からの前向きな刺激を受けていたことも追い風になりました。