近くなのに一度も行ったことが無い伊豆大島へ行って来ました。
熱海港を9:10発の高速ジェット船セブンアイランドに乗りました。
高速運転に入ると、ちょうど飛行機に乗っているような感じがします。
稲取経由だったので、伊豆大島の岡田港に着いたのが10:30、
島内一周の貸し切りバスで、最初に行ったのが広い椿園。
まだ咲いている花が少ないので、花を探して歩くのもいいなと思いながら、
温室で見つけたのが黄色い椿、初めて見ました。
椿祭りは今週始まったばかり、面白い椿の名前がたくさんあって、
光源氏、玉手箱、どんな花が咲くんだろうと想像しました。
そこから三原山山頂口に行き、見えた!これが三原山
山頂の左から白い湯気が見え、流れた溶岩もバッチリ。
資料館で昭和61年11月16日から21日までの大噴火の映像を見ながら、
33年前の全島避難という歴史を思い出しました。
こんな噴火の様子を、島の人たちは見ていたのかと思うと・・・。
昼食後、バスの旅?は続き、波浮港見晴台からの眺め。
地層大切断面(まるでバームクーヘン!)
この道路を作るために山を削ったら、出てきたのがこの景色だそうです。
伊豆大島は島民が9000人くらいで、猿とリスとキョンが増えて困っているとか。
昔、動物園などから逃げたのが、今やものすごい数に増えてしまい、
害獣駆除をしても、とても追いつかない現状だそうです。
大島町のきれいな景色をたくさん見ましたが、一番心にドーンと来たのは、
4年前の集中豪雨で崩れた跡が生々しい三原山の大斜面です。
元町に大量の土石流が流れ込み、今もまだ修復の途中を見ました。
去年の台風15号で、樹齢600年の椿が折れてしまった話も聞き、
去年はどこも大変だったのだと改めて感じました。
大噴火、雪崩のような土石流を経験しても、やっぱりこの町が好き、
そういうことなのでしょうか。
ばあちゃんが家から離れないと言う気持ちも、同じなんだなと思いました。
久しぶりの旅は小さい旅でしたが、全てが新鮮でした。