MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

認知症

2013-01-31 18:35:31 | komako
3年位前からちょくちょくやって来るT男さんは 認知症です。
私の叔父と同級生ということで 子供の頃この場所で遊んだ話を よく聞きます。
父の下で働いていた頃の昔話も 楽しそうに話します。
実年齢は76才 体は丈夫 どこまでも歩ける脚力は素晴らしい!

昔とは大変身のここの景色と話し相手がいるということで 週に2回来ることもあります。
今年初めて来た時には いつも以上ににこにこして 言いました。
「おねえさん 今年も面倒見てやって下さい。頼みます。」

昔 草刈りや木の剪定をしていたこともあったようで 一昨年少し手伝ってもらいました。
それがいい気分だったのでしょう。
去年は 私が裏の道を作っている間に ブルーベリーをジャンジャン切ってしまいました。
「植木が伸びていたから 切っといてやったよ。」
「ガビーン! ショック!」 でもしょうがない。
「私が自分で出来るようになりたいから いない時には切らないで。お願い!」 
ばあちゃんと相談して ハサミを見える場所に置かないことにしました。



何と今年もまた 私達がいない間に切ってしまいました。
ハサミが見えなかったので 小さい鎌を使って たくさーんバッサリ 大変だったとは思います。
見つけたばあちゃんが 「植木と違うから 実がなるように伸ばしていたんだよ。」と言うと
「それじゃあ 切っちゃまずかったかね。切ったらくっつかないね。」

私達が喜ぶように 何か手伝ってやりたい その思いでやっているのです。
しかし 新しい情報は入りにくいので 失敗はすぐに忘れてしまう。
認知症の人にはたくさん会ってきたので よーくわかるのですが
大事に育てているブルーベリーが小さくなると 内心むっとしてしまうのも事実。
でも 斜面の道を作りながら 思いました。
T男さんにとって 「ちょっと元気になれる かもしれない処」になっているんだから いいんじゃない?

今日もお茶畑の間をスイスイ歩いて来る T男さんに会いました。
トラックに乗っている私に ニコニコ顔で敬礼するT男さん
私も 思わず笑顔で 手を振りました。

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漬物

2013-01-28 18:22:12 | 食べる
ばあちゃんの作った漬物が 食べ頃になりました。
サラダのような浅漬けは 私が作りますが たくさん作る時は ばあちゃんに任せます。
ばあちゃんも昔は いろんな漬物を大量に作ったようですが 今は食べたいだけにしています。

大根の酢漬け1回目は 親戚のおばさんから聞いた通りの分量で作りました。
大根10キロ 塩3合 酢3合 砂糖1キロ 覚えやすい数です。
まず 塩で数日漬けてから 次に砂糖と酢の中に入れるという 簡単なものです。
ところがこれは 私にはしょっぱかった!
 


そこで2回目は 大根を15キロ 他は同じ分量でやってみました。
結果は 私にはOK 食べられます。
でも好みの味は 人それぞれ 調整できるところが この漬物の良さです。

白菜は 大根の塩漬けで出来た塩水に漬けてみることにしました。
農薬を使わないので たまに虫の幼虫がいましたが 
白菜が無農薬でこれくらいきれいにできたことに 感激しました。
 
塩分が少ないので 浅漬けサラダのよう 初めは私好みの出来となりました。
それからばあちゃんが 白菜をせっせと手でもんだそうです。
すると 白菜の甘さが前面に出る美味しさになりました。

どちらも ものすごーく簡単にできます。
自然の野菜 塩と砂糖と酢 それだけ
かと思ったら あとひとつ
冷たい中で白菜をもむ 根性
それで甘くなります。

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冬の仕事

2013-01-25 17:25:53 | 
ばあちゃんの畑1号の冬景色 残念ながら 全部は見えません。



手前の畑に見えるのは ブロッコリー ターツァイ 白菜 ナバナ ネギ エシャレット
向こうの畑には 人参 小松菜 チンゲンサイ コカブ 苗を買って来たキャベツとブロッコリー
地面の中に保存してあるのは 大根 人参 里芋 サツマイモ ショウガ 
こんなに寒いのに 元気ですし 味も良くなる気がします。
白っぽく見えるのは カヤや枯れ草や落ち葉で これから畑を耕す時に入れます。

雪国では 冬の畑仕事はできないのでしょうね。
ここは静岡の東部なので 木の葉かきが存分にできます。
クヌギやコナラが完全に葉を落としたので ばあちゃんとあちこちで落ち葉を集めています。
束にできる所では束にし できにくい所ではかごに詰め込んで運び 手作りの堆肥舎に入れます。 
  


この林の中は 次の雨が降ったらやる予定です。
雨の後の方が木の葉を集めるのにいいなんて 知りませんでした。
束ねるのに使うひも代わりの植物の存在にも 昔からの知恵を知りました。

冬の間 畑も少し休ませるのが自然なのだと思います。
その間に土作りの準備をする それが木の葉かきです。
でも 木の葉かきをしている人がいません。
堆肥は買う物 労力をお金に計算するとやれなくなるのでしょうか?
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ベゴニアガーデン

2013-01-22 22:19:19 | おもしろい
なばなの里のベゴニアガーデンは 自然版イルミネーションのようでした。
ものすごい数の花たちが 座ったり立ったり 天井からぶら下がったり・・・。



全部 ベゴニアです。

 

近くにあった説明では 種まきから6ヶ月で大きな花が咲くそうです。
バラやボタンのような豪華な花が そんな短期決戦で咲いてしまう・・・。
嬉しいような嬉しくないような 不思議な気持ちになりました。

次の部屋には ベゴニア以外の様々な花がいっぱいでした。
ユリの香りで 少々ウッとなりました。

 

印象的だったのは 初めて見た カリアンドラ・ハエマトケファラという長い名前の植物でした。
ボリビア原産のマメ科 耐寒性5℃以上 開花期1~5月と書いてありました。

ポインセチアはどこででも見られる花ですが その大きさにビックリ!
大きな樽に植えられていてこの大きさなので もっと大きくなるのでは?

花で満腹 そんな感じになりました。
(ベゴニアが香ったら 大変だろうな。芳香が無くて良かった。)
 
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法多山となばなの里

2013-01-19 21:04:51 | komako
叔母さんに誘われて 初詣とイルミネーションツアーに行って来ました。
袋井市にある法多山(はったさん)尊永寺は 厄除け観音として有名です。
初めてのご祈祷体験は かなり驚きました。

 

杉並木の中におもしろい木を見つけて 思わずパチリ。
法多山と油山寺と可睡斎を 遠州三山と言いますが 
袋井駅からのハイキングコースがあるようなので 歩いてみたくなりました。

伊勢湾岸自動車道を通って リニア・鉄道館に寄りました。
巨大な3つの橋の中の真ん中の橋が そびえたっています。

 

新幹線 在来線 リニア 鉄道好きにはたまらない場所かもしれません。
私は鉄子さんではありませんが 昔の電車っていいなあと思いました。

なばなの里に着いたのは4時30分頃で バスは数台しかありませんでした。
平日は空いているんだなんて思いながら まずはベゴニア園に行き 
目がチカチカするほどたくさんの花を 見てきました。

5時20分 ウインターイルミネーションの始まりです。
寒い寒い!
手袋をして 息をふきかけながら たくさんの人の流れにのって進みました。
混むのは夕方から 当然のことに気づきました。 

 
 

すごいすごい! 何が?
電球の数 それを並べた人間の作業。

「河津桜のトンネルに感動しました。」 会長さんは 帰りのバスでそう言っていました。
私は トンネルの隙間から見えた月に なぜかほっとしました。

今回の旅では 人間の知恵とエネルギーの大きさを 見ることができました。
国内最大級というウインターイルミネーションは もちろんきれいでした。
でも そういう美しさには感動しない自分も 発見してしまいました。
何でも経験できることはしてみるものだ 行って見てよかったです。 
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