風の音を聞いてみたい

オーストラリア在住30年。好き勝手に語っています(^^)

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悪意 東野圭吾

2010-09-07 21:24:57 | 
悪意 (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社

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一気に読み終わっちゃいました。
この人の本の書き方って数学的ですよねぇ。
最初に答えがあって、次にその理由(動機など)が並んで行くんですよ。
人の心を分析して、光から闇まで書き出す手法はすごい。
とくに、人間の心の闇を細かく書き出すところが、すごいですよねぇ。
目を背けたくなるような事でも、「人間だったらそういう心理ってあるでしょ?」と言わんばかりに掘り下げて行くし。
ホント、深く掘り下げてくれるので、スッキリします。
中途半端に、綺麗にまとめる話しより、落ちるところまで落ちてくれた方が、気分が良いです。

タイトルが「悪意」ですから、「悪意」について書いてるはずなんですけど、最後まで「悪意」が出て来ないんですよ。ずーっと、上がったり下がったりしながら読み進んで、タイトルを忘れた頃に「悪意」が何なのか解るんですよねぇ。
思わず「ああぁ~~~~!!!」と叫んでしまいました。

あちこちにヒントが散りばめられているのに、気付かないもんですよねぇ。
ミステリー作家って、ホント頭良い。
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ラブリーボーン

2009-12-23 08:49:30 | 
ラブリー・ボーン
アリス シーボルト
ヴィレッジブックス

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私は、英語の原書で読んだので、日本語訳のニュアンスや、どんな風に流れて行くのかわからないのだけど、それを差し引いても、この本の書き方は衝撃だと思う。

たまたま行った本屋さんで、ベストセラーで、表紙が青くて綺麗だったから買ってみた。
オーストラリアの英語の識字率が70%と言われていて、これってアメリカや、他の英語圏の国でも似たようなものだろうし、その英語圏でベストセラーなら、私でも読めるだろうと思って買って大正解。

本にのめり込むように、するすると一冊が読めてしまった。
英語って、独特の音があるから、読みながら音に巻かれて、別の世界へ連れて行ってもらえるような錯覚を起こす。

14歳の女の子が、レイプされて殺されるんだけど、それよりも、この子の家族を思う気持ちや、家族の悲しみ、不幸な事件から立ち直って行く残された人々の心の動きなんか、すごく繊細に書かれていて、悲しみを越えた人間の愛の深さを見せてもらえる。

まさか、映画化されるなんて思って無くて、来年公開なんだって。
パイレーツオブカリビアンのプロデューサーが作ったって言うから、映像がすごく楽しみ。

だけど、ストーリーは、淡々と流れて行く時間が、ずーっと悲しかったような気がする。
一冊、ずーっと悲しかった本って、あまり記憶にないなぁ。
ああ、悲しいって言うよりは、せつない。。。かな。

世の中、どうしようもない事ってあるんだよねぇ。って脱力感かなぁ。無力感かなぁ。
それでも前に進まなくちゃいけないの?なんて、葛藤かなぁ。

結構、ぶるぶる揺さぶってくれた本でした。
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ストロベリーちゃんの華麗な生活

2009-06-28 10:23:31 | 
ストロベリーちゃんの華麗な生活 (ゼロコミックス)
森永 あい
リブレ出版

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M男のカエルと、S男の高校生の話しなんだけど、この世界は、稚恵子、理解しがたいっす。
普通に面白いんだけど、男の子って、カエルに恋するかなぁ。。。

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トワイライトの続編だぁ

2009-06-12 10:10:19 | 
New Moon (The Twilight Saga)

Little, Brown Young Readers

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身を裂くような激しい恋!
禁断であればあるほど燃える恋!
愛する女性を、守り抜くバンパイア。

トワイライトって、良いよなぁ~~~~

その続編が、11月頃にオーストラリアに来ると言う。
その原作本がこれらしい。

もう一冊、Eclipseとかって本があったのだけど、これじゃないのかなぁ。

英語のフィクションの書き方って、さすが音声言語!ってだけあって、情景がありありと目に浮かぶように書かれているから、読みながら映画を見ているような感じになる。

日本語題の「さゆり」も英語原書は、とっても綺麗で流れる音楽や、ほのかに香る香まで感じる事ができる。
これは、日本語にはまねできない表現方法だよなぁ。

単語が持つ音と、その意味が重なって、あの絵を作るんだ。

最初に、これを発見したのは、まだ英語でコーラも買えなかった20歳そこそこの頃。
英語のテキストで、メアリーポピンズを訳していたとき、子供の台詞が、英語の音だけど日本語の意味で頭に響いた。
「Like a doll!」だったかなぁ。
短い文章だった。

すんごい不思議な感覚で、それから、英語の文章を読むのが好きになった。
読んでいるうちに音に魅了されるようになって、英語って歌だよなぁ~と思うようになった。

さすがに新聞の英語は固いけど、フィクションはゆるゆるで、たまらない。
息子は、このゆるゆるが苦手で、英語の成績が悪かったんだなぁ。

ボーダースから、25%引きのクーポンが送られて来たので、ちょっくら行って本買って来よう~(^^)
コメント (9)
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侍を学ぼう! 銀魂編

2009-03-13 06:26:14 | 
銀魂 (1)
空知 英秋
集英社

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漫画に学ぶ、侍の心。
男性心理がわからない、旦那が理解できない、息子をどう扱ったら良いのか解らない。
そんな人にも、どうぞ!(^^)

家はアニメで見ています。(オーストラリアに居てもアニメは見れるんですよ~)
アニメの方が、突っ込みがわかりやすいです。

関西の「ぼけ、突っ込み」が解らない人や、苦手な人(あたしがそうだ。。。)にも、良い教科書になります。美鞠は、これで、突っ込みを学んでいます(どーでも良い事はすぐ学ぶ)

とにかく笑えます。それをネタに盛り上がれます。
個人的には「紅桜編」の銀ちゃんが好きですが、やっぱ、一番は土方さんです。

詳細は、ウィキでどうぞ!(^^)

http://ja.wikipedia.org/wiki/銀魂_(アニメ)

※原作との違いを見たら、アニメの方が差別思想なんかを排除しているみたいです
コメント (7)
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