スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

明星と平凡

2021年12月27日 | Weblog
 今は様変わりしているこの雑誌は、若い頃の情報誌で月刊娯楽誌の走りの様なものだった。

 今朝方雪除け作業をしていたなら、高校生のM君が登校途中声を掛けてきた。"決まったんです"、何のことかと顔を上げて聞き直したなら、自分の進学のことだった。
 M君は近所に住んでいて、中学の頃町内会行事で知り合った程度である。"どこに"と聞き直したところ、T大学の医学部と言うではないか。いやはや最近になく仰天した。
 余程嬉しくて他人の自分に発したんだろうナ、可愛い奴だ。

 昔話になるが、中三同級生にずば抜けて頭の良い秀才が居た。彼は地元医大の医学部を目指したが上手く行かず、二浪の末歯学部に方向を変えて入学したと聞いた。あんな天才でもなぁーっと思ったものだ。

 M君はこんな時代だから「医は仁術」を目指すのだろう、彼はまさしく輝ける"明星"のパスポートをゲットした。


 自分は世のため人のために生きてきたかと問われれば、何とも返す言葉がない。"平凡"な人間で一生終わりそうだ。
            =おわり=