梅雨の最中こそ雨を楽しみたい・・・と、
「雨の名前」(高橋順子文 佐藤秀明写真 小学館)を購入しました。
雨の名前422語、雨の写真148点、詩等35編が掲載されています。
好きな夏の雨は、卯の花腐し、虎が雨、喜雨、狐の嫁入り、慈雨。
面白い雨の名前は、男梅雨と女梅雨。
男梅雨は、ザ-ッと烈しく降ってはサッと止むことを繰り返す
明快、陽性型の梅雨で、一時代前の快男児のイメージとか。
今年の南関東の梅雨は男梅雨でしょうか。
蝦夷梅雨、なごの小便(静岡県浜名郡)など地方独特の言い回しも興味深く、
稽古の合間に雨音を聞きながらページをめくっています。
佐藤秀明氏の写真が素晴らしく、見えるようで見えにくい雨を
写真に撮るご苦労や雨を表現する面白さが伝わってきます。
私も雨の写真を撮りたくなって雨中へ出かけました。
もう一つ、雨の日のサウンドスケープを聴きたくなって・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/8c/76a037ec2781baaea980d7e07a42e8fc.jpg)
知人の松本静枝さんが執筆された「和泉川のサウンドスケープ」
の一節をご紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rain_face.gif)
雨の日、傘に当たる雨音に守られて歩き、
和泉川のスタートに立ち会ってみた。
森がびっしょり濡れて、幹の色が変わってくる頃、
温かく濡れる幹にぴったり耳を当ててみる。
すると、雨が地上につくる最初の川を樹の上に作っている
美しい水音が聴こえてくる。
雨が樹を伝わって流れてゆく音だと思うが、
雨の歓びの声も混ざっているに違いない。
それは、まさに雨水のオルゴール。
雨は瀬谷市民の森のすべての草木を養い、
湧水となり和泉川の源流を形づくる。・・・(後略)・・
「水辺からのレポートⅡ 横浜ふるさと和泉川」
(川とみず文化研究会編)より掲載
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rain_face.gif)
雨の公園へ出かけ、欅、ヒマラヤ杉、銀杏の幹に
ぴったりと耳を当てて雨水のオルゴールを聴いてみました。
傘が邪魔になり、肩と背中をぐっしょり濡らしながら・・・。
「無心帰大道」
心に雑念が多いのか、その日は聴こえませんでした。
写真も思うようにはまだ撮れませんが、
試行錯誤が面白く、雨の写真にはまりそうです。
樹の瀬音 今日も聞こえず 男梅雨
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_rain.gif)
写真は、「雨の模様」と「雨の公園」
「雨の名前」(高橋順子文 佐藤秀明写真 小学館)を購入しました。
雨の名前422語、雨の写真148点、詩等35編が掲載されています。
好きな夏の雨は、卯の花腐し、虎が雨、喜雨、狐の嫁入り、慈雨。
面白い雨の名前は、男梅雨と女梅雨。
男梅雨は、ザ-ッと烈しく降ってはサッと止むことを繰り返す
明快、陽性型の梅雨で、一時代前の快男児のイメージとか。
今年の南関東の梅雨は男梅雨でしょうか。
蝦夷梅雨、なごの小便(静岡県浜名郡)など地方独特の言い回しも興味深く、
稽古の合間に雨音を聞きながらページをめくっています。
佐藤秀明氏の写真が素晴らしく、見えるようで見えにくい雨を
写真に撮るご苦労や雨を表現する面白さが伝わってきます。
私も雨の写真を撮りたくなって雨中へ出かけました。
もう一つ、雨の日のサウンドスケープを聴きたくなって・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/8c/76a037ec2781baaea980d7e07a42e8fc.jpg)
知人の松本静枝さんが執筆された「和泉川のサウンドスケープ」
の一節をご紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cherry_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cherry_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rain_face.gif)
雨の日、傘に当たる雨音に守られて歩き、
和泉川のスタートに立ち会ってみた。
森がびっしょり濡れて、幹の色が変わってくる頃、
温かく濡れる幹にぴったり耳を当ててみる。
すると、雨が地上につくる最初の川を樹の上に作っている
美しい水音が聴こえてくる。
雨が樹を伝わって流れてゆく音だと思うが、
雨の歓びの声も混ざっているに違いない。
それは、まさに雨水のオルゴール。
雨は瀬谷市民の森のすべての草木を養い、
湧水となり和泉川の源流を形づくる。・・・(後略)・・
「水辺からのレポートⅡ 横浜ふるさと和泉川」
(川とみず文化研究会編)より掲載
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cherry_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cherry_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rain_face.gif)
雨の公園へ出かけ、欅、ヒマラヤ杉、銀杏の幹に
ぴったりと耳を当てて雨水のオルゴールを聴いてみました。
傘が邪魔になり、肩と背中をぐっしょり濡らしながら・・・。
「無心帰大道」
心に雑念が多いのか、その日は聴こえませんでした。
写真も思うようにはまだ撮れませんが、
試行錯誤が面白く、雨の写真にはまりそうです。
樹の瀬音 今日も聞こえず 男梅雨
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_rain.gif)
写真は、「雨の模様」と「雨の公園」