暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

「破天 西中千人のガラス展」のご案内

2017年05月20日 | 美術館・博物館
  


西中千人(ゆきと)さんとの最初の出会いは釜師・長野新&珠己夫妻の初釜(2017年)でした。
その後、頂いたパンフレットで世界を股にかけて活躍中のガラスアート作家さんであることを知りました。
パンフに掲載されたガラスの茶道具たちに魅了され、制作の原点である言葉(想い)に心惹かれ、
「桜の森の満開の下で」の茶事へお声掛けし、ご縁が繋がりました・・・。

   終生
   変わることのない
   想いはただ一つ。

   ガラスは割れる。
   人は死ぬ。
   だから、
   今 この一瞬を生きる。    西中千人

この度、日本橋高島屋で西中千人さんが2つのガラス展を開催するそうで、心から応援のエールを送ります。
きっと!あなたの心を震わせるガラスアート空間や作品に出会えると思います。
どうぞご高覧下さいませ。 


● 5月31日(水)~6月20日(火) 
 「一瞬に煌めく永遠  ガラスアートの瞑想空間へ」
  日本橋高島屋1階正面ホール(6階美術画廊にも作品を展示)


高さ2mのガラスの柱が立ち並ぶ砂利と苔の舞台は、
禅を礎とした「現代版枯山水」ともいえるアート空間です。
市場から回収したガラスびんを溶かして、アート作品を制作するこの取り組みは、
循環する命、資源について、一人一人が考えるきっかけを作ることが
もう一つのテーマです。
「永遠と一瞬」が、光や水、命のように続く無限の循環を体感してください・・・西中千人



  


● 6月21日(水)~27日(火) 
  西中千人展 「破天 天をも破り、未踏の地へ」 
  日本橋高島屋6階美術画廊


   不完全の美を追求する「ガラスの呼継」から派生した「転生」は、
   より純粋にヒビが心に刺さる作品です。
   これに加え、「一瞬に煌めく永遠」、
   光の粒で生命の煌めきを表現した「ヒカリ包む」「悠久の種」など
   「ガラスは割れる 人は死ぬ。だから、今この瞬間を生きる」を
   メッセージした作品をぜひご覧ください。

光が対象物にあたってはじめて見えるように
アートは、その奥にある想いが共鳴し、はじめて完成します。
皆様の心と私の作品が響き合えれば、これ以上の幸せはありません。・・・西中千人