残暑 御見舞い申し上げます
毎日「熱中症警戒」アラートが出され、相変わらずの猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
暁庵の茶道教室が夏休みに入りました。買物と病院以外は自宅の冷房の部屋でのんびりと過ごし、時折、オリンピックの競技を手に汗して応援しています。
昨日(7日)は立秋でした・・・早速に古今集をひも解くと、次の句が目に飛び込んできました。
秋立つ日、詠める
秋きぬと 目にはさやかに見えねども
風の音にぞ おどろかれぬる 藤原敏行 (古今集)
涼やかな秋風が恋しい~と思っていると、窓からさやさやと・・・。
(「虫の音」 山本和夫画)
もう1つ、
額田王、近江天皇を思ひて作る歌
君待つと 我が恋ひ居れば 我が宿の
簾動かし 秋の風吹く 額田王 (万葉集)
【通釈】あの方が早くおいでにならないかと、恋しくお待ちしていると、我が家の簾がそよそよと動き――あの方かと思ったけれど、お姿はなく、秋風が吹くばかり。(千人万首より)
(風を感じる写真を撮るのは難しいですね・・・)
秋の風が少しでもお心に届いたら嬉しいです。
昨年5月の初風炉の茶事から始めた立礼の茶事(全10回)が6月30日の「雨月の茶事」で終了し、安堵と共に達成感を感じています。
燃え尽き症候群にならないように、次のゆるやかな課題を夏休み中に考えてみよう・・・と思っていますが、はてさてどうなりますか??