2024年パリオリンピックも今日(11日)が最終日になりました。
「夏休み中なんだから・・・」種目によってはついつい応援してしまい、夜更かしの日も多々ありました・・・それも終わりとなると寂しい気もします。
立秋(7日)を過ぎた頃から陽射しは強烈ですが、蝉の声のあわただしさや窓から入って来る風の涼しさに秋の訪れを感じ始めています。
9月になると暁庵の茶道教室の稽古はもちろんの事、茶事や茶会などお招きを含めていくつか予定が入っていて、楽しみでもあり忙しくもなりそうです。
(大好きな「白雲抱幽石」を掛けて)
暁庵にとって消夏法の1つ、自主稽古をしています・・・。
9月29日(日)に近所の橘楽庵さま(小堀遠州流)と暁庵(裏千家流)で「第2回コラボ茶会」を開催する予定なので、どのような設えでどのような点前にするか、実際に道具を並べたり、取り替えたりしながら試行錯誤しています。(第1回コラボ茶会はこちら)
そしてお点前についても「茶道点前の三要素」を確かめながら始めました。
詳しく書けないのが残念ですが、冷房の部屋で点前に集中する時間はまさに夏休みならではの至高のひと時です・・・・。
使っていなかった鉄風炉に炭火を入れ、湯を沸かし、茶を点てる前にその湯を飲んでみました。
「えっ!何これ?」・・・すぐに吐き出したいくらい不味かったです。釜を洗い直し湯を変えてやり直しました。今度は吐き出すほどではありませんが、まだまだ・・・でした。
あと何回か、何日か釜で湯を沸かしてみてから濃茶を練ることにしました。
「コラボ茶会」では最高に(?目的として)美味しい濃茶でおもてなし出来たら・・・と思っています。
(花は金水引と秋海棠です)
鉄釜には「飢来飯」と「渇来茶」の鋳出があり、
「腹が減ったら飯を食べにいらっしゃい」
「喉が渇いたら茶を飲みにいらっしゃい」
シンプルですが、心の奥底に問いかけるような温かな言葉です。
「コラボ茶会」では余計なものをそぎ落として、名残りの花を生けて、
社中一同、「飢来飯、渇来茶」の心にておもてなししたい・・・と思います。つづく)