持続的燃焼

くすぶっていれば、やがてメラメラ

クラッチ交換

2012年02月26日 | 2つの輪
とりあえず根城まで帰ってきたのを、あらためて修理してみた。
1枚クラッチ板がだめになるだけで、完全に滑り出すもんなんだな。純正のままだと4枚クラッチなので、ダメージは1/4なわけだから、そら影響は確かに大きいわな。
幸い、無印で4万km使用後、社外品に交換した際、まだ減っているようには見えなかったので捨てずに油浸で保管してあった純正部品があったので、部分摩耗したクラッチプレートと、何やら傷着いたように見えるフリクションプレートを1枚ずつ、その古いのに差し替えることにした。なんだかんだでまだ2万kmだから、他の無事なのはまだ厚みも残っているだろう。
しかし、無印では新車から約7万km使えたクラッチが、これほど早く消耗したのは、特殊な理由があったように思えてならない。荷物を積み過ぎて負担がかかっていたか?少なくともエンジン性能をその容量以上に過剰な向上をさせてはいない。
最も疑わしく考えられるのは、当初からクラッチがおかしかったのではないかということくらいか。無印では皆無だった偽Nが、Kでは多少あったというのを放置したのがまずかったのかもしれない。足先の感覚で操作ミスはしないとしても、インジケーターが間違って光る機械的な異常には、やはり原因がないわけがない。
実際、今回自分でクラッチを組み直したら、どんなにラフな操作をしたところで、Kでも偽Nは完全に無くなった。ドライバーでテケトーに締めると浮きがちなところを、指先感覚でしくっと締める方がばっちり決まるような気がした。という整備上の印象を記録しておこう。
おかげで、昨夜の試運転で一回り130kmちょい走ってきて暫定的に45km/Lと、秋頃から42~43km/Lで低迷していた数値も改善していた。クラッチずりずりの末期1回が30km/Lなんて這々の体だったのを思うと、まあこれで修理完了としておこう。
それにしても、倍使った中古部品を使っているにもかかわらず、こんなに組み付けひとつで変わったのは劇的とも感じた。偽Nが出る個体は放置せず直す方が、後々の耐久性に影響するような気がする。直すと言っても部品交換が必要なわけでもないし。
この1年くらいちょくちょく偽Nの話題を聞くので、少なくとも2010年度下半期におけるライン工員の作業スキルが、2006年に比べて劣化していたのではないかと疑問提起しておきたい。

以下、今後のもくろみ。
この前無印に導入した社外品のクラッチプレートはなかなか良かった。
ただ、ボスごと交換はワッシャを伸ばすのが結構な手間だし、ボスやクランクケースカバーを純正のまま使える薄型5枚クラッチも魅力的な気がする。
重くなるけどスムーズになる5枚クラッチもいいし、4枚のまま軽快な操作性でも、純正は耐久性が無印の時はけっこうあったし。
乗り味が変わるクラッチ選びはけっこう楽しいかもしれない。
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