長野県佐久市の地域振興の重責を担う「安養寺(あんよううじ)らーめん」を食べました。佐久市の所々に、「安養寺らーめん」ののぼりがはためき、地元の素材を使った地産地消の味噌ラーメンによる地域振興をアピールしています。

「安養寺らーめん」を食べさせるお店は、佐久市内に現在、16店あります。その内の2店に、2日間にわたって行きました。1軒目は、七代目助屋の安養寺らーめんです。ラーメン専門店のメニューの一つでした。

太い麺が喉ごしのいい、印象的な味噌ラーメンでした。味噌味も少し濃厚で美味しいかったです。トッピングはごく普通のものです。特に、「安養寺らーめん」とうたわなくても人気のあるお店のようです。大通りに面しているせいか、開店と同時に10数人が次々と来店する人気店でした。
2軒目は美峰の安養寺らーめんです。すり鉢の容器が売り物です。

ゴマ味噌味のスープは濃厚で好きな味です。麺は普通です。トッピングも野菜なのですが、少し冷たく載せただけの感じでした。野菜は自家栽培しているそうです。このお店は、いろいろな料理を提供する中で、味噌ラーメンを提供している様子でした。街道から外れた地の利のせいか、お客は私一人でした。
安養寺は佐久市にある臨済宗のお寺です。信州味噌の発祥の地と伝えられるお寺です。鎌倉時代に、覚心(かくしん)という僧の遺志で設けられたお寺だそうです。覚心は修行僧の時に、中国に渡って大豆ベースの味噌づくりの技術を学んで帰国し、会得した技術を日本各地に伝えました。この技術移転によって、大豆製の味噌が日本に普及しました。
素朴な味の安養寺味噌を、佐久市内で江戸時代から味噌屋を営む和泉屋が復活させました。安養寺の住職と檀家有志が育てた大豆と佐久平で採れたお米、天然塩を素材に安養寺味噌を復活させました。安養寺らーめんは、この安養寺味噌を用いるというルール以外は各お店の好みに任されているようです。地元のラーメン店と佐久商工会議所などの有志が、「ラーメンによる元気な街おこし」を合い言葉に、安養寺味噌を用いた味噌ラーメンを試作し研究を続けたとのことです。2008年に安養寺らーめんを試作し、議論を重ねて工夫を加え、当初は6軒のお店で提供し始めました。そして、現在の16軒まで拡大しました。
地元に伝わる素材を用いて、地元の野菜や豚肉などを地産地消するコンセプトだそうです。地元の名物をB級グルメとして盛り上げて、地域振興を図る流れと同じです。さて、その成果は数年後に出ると思います。実際には紆余曲折(うよきょくせつ)があると思いますが、さらに工夫を凝らすなどの対応によって、新規事業は花開くものです。16軒同士で競い合い、お客が人気店かどうかを判定します。努力すれば、女神がほほえみます。

「安養寺らーめん」を食べさせるお店は、佐久市内に現在、16店あります。その内の2店に、2日間にわたって行きました。1軒目は、七代目助屋の安養寺らーめんです。ラーメン専門店のメニューの一つでした。

太い麺が喉ごしのいい、印象的な味噌ラーメンでした。味噌味も少し濃厚で美味しいかったです。トッピングはごく普通のものです。特に、「安養寺らーめん」とうたわなくても人気のあるお店のようです。大通りに面しているせいか、開店と同時に10数人が次々と来店する人気店でした。
2軒目は美峰の安養寺らーめんです。すり鉢の容器が売り物です。

ゴマ味噌味のスープは濃厚で好きな味です。麺は普通です。トッピングも野菜なのですが、少し冷たく載せただけの感じでした。野菜は自家栽培しているそうです。このお店は、いろいろな料理を提供する中で、味噌ラーメンを提供している様子でした。街道から外れた地の利のせいか、お客は私一人でした。
安養寺は佐久市にある臨済宗のお寺です。信州味噌の発祥の地と伝えられるお寺です。鎌倉時代に、覚心(かくしん)という僧の遺志で設けられたお寺だそうです。覚心は修行僧の時に、中国に渡って大豆ベースの味噌づくりの技術を学んで帰国し、会得した技術を日本各地に伝えました。この技術移転によって、大豆製の味噌が日本に普及しました。
素朴な味の安養寺味噌を、佐久市内で江戸時代から味噌屋を営む和泉屋が復活させました。安養寺の住職と檀家有志が育てた大豆と佐久平で採れたお米、天然塩を素材に安養寺味噌を復活させました。安養寺らーめんは、この安養寺味噌を用いるというルール以外は各お店の好みに任されているようです。地元のラーメン店と佐久商工会議所などの有志が、「ラーメンによる元気な街おこし」を合い言葉に、安養寺味噌を用いた味噌ラーメンを試作し研究を続けたとのことです。2008年に安養寺らーめんを試作し、議論を重ねて工夫を加え、当初は6軒のお店で提供し始めました。そして、現在の16軒まで拡大しました。
地元に伝わる素材を用いて、地元の野菜や豚肉などを地産地消するコンセプトだそうです。地元の名物をB級グルメとして盛り上げて、地域振興を図る流れと同じです。さて、その成果は数年後に出ると思います。実際には紆余曲折(うよきょくせつ)があると思いますが、さらに工夫を凝らすなどの対応によって、新規事業は花開くものです。16軒同士で競い合い、お客が人気店かどうかを判定します。努力すれば、女神がほほえみます。