人新世の「資本論」
【学びたいこと】
頭脳を人生を革新する
【概要】
①この本
生産至上主義ではなく、「誰も思い及ばなかったマルクス像」203
脱成長コミュニズム(著者)→脱成長コミュニティ主義(宗田)
伝統に重きを置くいた定常型経済226
▲
★★★0-0-0コミュニティか、野蛮か。286
別の潤沢さを考える230
今私たちの手で資本主義を止めなければ、人類の歴史が終わりを迎える。206
★★★かつてマルクスは、資本主義の辛い現実が引き起こす苦悩を和らげる「宗教」を「大衆のアヘン」だと批判した。SDGsはまさに現代版のアヘンである。4
「人任せ」では、超富裕層が優遇されるだけだろう。だからより良い未来を選択する為には、市民の一人ひとりが当事者として立ち上がり、声を上げ、行動しなければならない。6
②-a
◉コミュニティによる相互扶助 昔の日本のご近所さん
今の日本におけるサロン的な参加型コミュニティ
利益よりも、やりがいや助け合い209
シェア型社会
cf .加速主義:今の技術発展で問題は解決するという考え208
人口肉に代表される
①この本の背景:
人新世:地政学的に見て、地球は新たな年代に突入した
経済成長が、人類繁栄の基盤を切り崩しつつある。5
人的周辺の資本も、自然環境も使い果たしつつある危機
★★★中核が勝ち続ける為には、周辺が負け続けなくてはならないのだ。51
外部化を「当たり前のこと」とみなすかつての考え方は遠い過去の思い出となってしまった。
ウォーラスティン55
◆大きな変化
資本主義システムそのものに挑むこと23
◆帝国的生活様式
南北の格差で成り立つグローバリズム
外部化社会:
代償を遠くに転嫁して、不可視化してしまうこと30
どこか遠くの人々や自然環境に負荷を転嫁し、その真の費用を不払いにすることこそが、私たちの豊かな生活の前提条件となっている。33
▲
資本主義は自らの矛盾を別のところへ転嫁し、不可視化する42
◆目指すべき方向性
経済のスケールダウンとスローダウン95
◆脱成長という選択肢99
◉マルクスと脱成長を統合する
資本主義を明確に批判し、脱成長への自発的移行を明示的に要求する、理論と実践138
=GDPに必ずしも反映されない、人々の繁栄や生活の質に重きを置く。量(成長)から質(発展)への転換だ。プラネタリーバウンダリーに注意を払いつつ、経済格差の収縮、社会保障の拡充、予科の増大を重視する経済モデルに転換しようとする一大計画135
資本主義の中で「脱成長」を述べると「停滞」「衰退」のイメージと結びついてしあう126
:日本の失われた30年は「脱成長ではなくただの長期停滞」135
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◉コモンという第3の道
◉協同的富201
水や電力、医療、住居、教育はコモンとして公共財として管理する141
コモンの領域を拡大徐々にしていく
最終的には地球143
→
アソシエーション:共同管理に近い形態
ジジェク:外的自然というコモンズ、内的自然というコモンズ、人間そのものというコモンズ、文化というコモンズ これを囲い込むこと144
新しいコミュニズム = コミュニティの基礎
持続可能性と社会的平等183
★★★持続可能性と社会的平等は、密接に連関しているのではないか。183