とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

センター試験が教育をゆがめている

2017-01-22 09:16:53 | 高校国語改革
 私は高校生時代は理系で数学や物理が大好きでした。物理学ではアインシュタインがすごいらしいということで、「相対性理論」って何なのか好奇心がわきます。そこで「相対性理論入門」を読んでみるのですが何を言っているのかよくわからない。結局はよくわからないまま高校は卒業しました。その後少しずつ理解できる部分が増え、今でもちゃんとは理解できているわけではないのですが、なんとなくならばわかるところもあるようになりました。だから今ならば今回のセンター試験のような難解な「科学論」でもある程度読みこなすことができます。しかし、高校生が今回のセンター世間のような「科学論」を理解することができるのでしょうか。理解する必要があるのでしょうか。

 教育は発達段階に応じて行われるべきです。小学生に微分積分を教えてもなんの意味もありません。同様に高校生に今回のセンター試験のような難解な「科学論」を出題しても何の意味もないのです。

 現在のようなセンター試験のあり方は高校教育をゆがめていくだけです。このゆがみは日本の伝統的な教育が原因になっているわけでも、グローバルゼーションのために起こっているのでもありません。ただ単に、「センター試験」の対応による国語の授業の形骸化というここ数十年だけの偶然的要素によって起こっているのです。さすがにこの現状はひどすぎます。

 ただちに改革が必要なのです。

コメント
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