【国語表現】
進学校ではあまり採用されない「国語表現」についても触れておきます。
「国語表現」というのは、本当は現在の高校教育において一番必要な科目なのだと私は考えています。「アクティブラーニング」という授業方法が注目されています。グループ学習などを通じてみんなで協働して学んでいく学習です。そのような学びあいのためには根拠を持って自分の意見を表明できる力が必要になります。その基礎科目として「国語表現」は重要なのです。
しかし、「国語表現」は多くの高校では採用されていないのが現状です。その理由を探っていくと、やはり大学入試にたどりつきます。簡単に言ってしまえば現状の大学入試はやはり知識量を測るものであり、知識量を増やすためには「国語表現」は直接は結び付かないのです。
「学習指導要領解説」の文章を引用します。
・ これまでの「国語表現Ⅰ」及び「国語表現Ⅱ」の内容を再構成し,国語で適切かつ効果的に表現する能力を育成し,伝え合う力を高めるとともに,思考力や想像力を伸ばし,国語の向上や社会生活の充実を図る態度を育成することなどをねらいとした選択科目である。目標に,想像力を伸ばすことと,国語の向上を図る態度を育てることとを新たに加えている。
・ 話すこと・聞くこと及び書くことを中心として内容を構成し,情報を基に自分の考えをまとめること,相手の立場や異なる考えを尊重して話し合うこと,論理の構成や描写の仕方を工夫すること,表現の効果を吟味したり文章を読み合って批評したりすることなどを重視している。
・ 目的や場に応じて言葉遣いや文体を工夫すること,国語における言葉の成り立ち,表現の特色や言語の役割の理解を深めることなどを取り上げている。
・ 討論する,解説や論文をまとめる,小説や実用的な文章を書くなどの言語活動を例示している。
以上の「学習指導要領解説」の文章を見ても、「国語」という科目の基礎としてというよりも、あらゆる科目の基礎として「国語表現」が重要になると感じられます。
海外の教育を見てみると、「言語技術」という科目があり、小学校から体系的な基礎的な読解技術、表現技術を学ぶ科目があるようです。そのような基礎科目として「国語表現」を位置づけられるような意識改革、大学入試改革、学習指導要領の改訂が必要になると私は考えています。
進学校ではあまり採用されない「国語表現」についても触れておきます。
「国語表現」というのは、本当は現在の高校教育において一番必要な科目なのだと私は考えています。「アクティブラーニング」という授業方法が注目されています。グループ学習などを通じてみんなで協働して学んでいく学習です。そのような学びあいのためには根拠を持って自分の意見を表明できる力が必要になります。その基礎科目として「国語表現」は重要なのです。
しかし、「国語表現」は多くの高校では採用されていないのが現状です。その理由を探っていくと、やはり大学入試にたどりつきます。簡単に言ってしまえば現状の大学入試はやはり知識量を測るものであり、知識量を増やすためには「国語表現」は直接は結び付かないのです。
「学習指導要領解説」の文章を引用します。
・ これまでの「国語表現Ⅰ」及び「国語表現Ⅱ」の内容を再構成し,国語で適切かつ効果的に表現する能力を育成し,伝え合う力を高めるとともに,思考力や想像力を伸ばし,国語の向上や社会生活の充実を図る態度を育成することなどをねらいとした選択科目である。目標に,想像力を伸ばすことと,国語の向上を図る態度を育てることとを新たに加えている。
・ 話すこと・聞くこと及び書くことを中心として内容を構成し,情報を基に自分の考えをまとめること,相手の立場や異なる考えを尊重して話し合うこと,論理の構成や描写の仕方を工夫すること,表現の効果を吟味したり文章を読み合って批評したりすることなどを重視している。
・ 目的や場に応じて言葉遣いや文体を工夫すること,国語における言葉の成り立ち,表現の特色や言語の役割の理解を深めることなどを取り上げている。
・ 討論する,解説や論文をまとめる,小説や実用的な文章を書くなどの言語活動を例示している。
以上の「学習指導要領解説」の文章を見ても、「国語」という科目の基礎としてというよりも、あらゆる科目の基礎として「国語表現」が重要になると感じられます。
海外の教育を見てみると、「言語技術」という科目があり、小学校から体系的な基礎的な読解技術、表現技術を学ぶ科目があるようです。そのような基礎科目として「国語表現」を位置づけられるような意識改革、大学入試改革、学習指導要領の改訂が必要になると私は考えています。