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とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

破綻している高校国語教育1

2017-01-06 17:24:39 | 高校国語改革
【「国語って何を勉強すればいいの?」】
 高校で国語教師をしていると「国語って何を勉強していいのかわからない。」と生徒からよく言われます。実はこれは大変困る質問です。しょうがないので「国語はあらゆる勉強の基礎になるものだ。言葉を知り、論理力をつけることが国語の目標であり、さまざまな教材をつかってその力をつけている。だから、日々の国語の勉強をしっかりすればいいんだよ。」なんて、答えになっているのかいないのかわからないようなことを言ってごまかすことになります。しかし、実は本当は教師である自分自身でも答えられない。現状の高校国語教育の最大の問題はここにあるのではないのでしょうか。つまり、教師も生徒も何を勉強すればいいか本当の意味ではわかっていない、無理やり答えようとすると、「後からつけた理屈」でごまかすしかありません。

 そもそも国語は何を学べばいいのでしょうか。

 小学校はわかりやすい。「読み、書き、そろばん」の「読み」と「書き」です。ひらがな、カタカナ、漢字、必要に応じてローマ字などの文字を覚えます。そして文字を読み、言葉を覚えて、文章を読む力をつけます。

 中学校はその延長です。ある程度難しい文章も読めるようになりますし、ある程度の長さの文章も書けるようになります。

 しかし、高校になるとその延長とは言えない状態になってしまいます。

 続きます。
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