とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「山月記」の授業実践記録1

2016-06-12 09:09:58 | 国語
 これまで準備段階のことを書いてきましたが、いよいよ中島敦の「山月記」の授業を今実践中です。その記録を残しておきたいと思います。

(生徒について)
本校はいわゆる「進学校」ではありません。偏差値でいうと50前後の生徒が多くいる学校です。勉強に対する意識はそれほど高くはありません。とは言え初めからやるきのない態度を示す生徒はいません。授業をやりにくいというような印象は受けません。

(授業について)
 グループ学習を取り入れながら、オーソドックスな方法ではない新たな方法を考えていきたいと思います。いわゆる「アクティブラーニング」の手法を取り入れますが、ただ単ににぎやかな授業にはならないように気をつけたいと思います。何かを発見をさせることによって脳を「アクティブ」に活動させることを第一に考えたいと思います。

 計画を先にきっちりとは決めず、その場その場で修正しながらやっていきたいと考えます。

 大雑把には次のように計画しています。

 1.全体を読み、虎になった理由を考える。
 2.「語り手」はどこにいるか考える。
     「語り手」が一か所だけ袁傪の心の中を描写している。それはどういう意味があるのか。
 3.「人虎伝」との違いを考える。
      下敷きにした作品との違いに、作者の意図がある。
 4.「古譚」の他の作品との共通性を考える。
      連作作品ならば作者の意図は共通しているはずである。
 
さあどうなることやら。
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