<続き>
ベンジャロンに混じってスコータイとシーサッチャナラーイ陶磁が、上写真の左に展示してあった。
シーサッチャナラーイの青磁碗で蓮花の劃花文で、最もポピュラーな題材である。
スコータイの魚文鉢で特筆すべきものはないが、このように焼き歪で変形した鉢も流通していたことが伺える。
注ぎ口が欠けているが、黒褐釉の発色が鮮やかなランパーンのトゥン・タオハイ窯の製品である。ランパーンで見ずして当該博物館で見れたのはラッキーであった。
以下、Wat Saen Khao Hoaから出土した陶片の数々である。明の青花磁器の陶片も混じっている。
下は、サンカンペーン鉄絵双魚文盤の陶片で、その横には明磁の陶片である。
上はパーンの陶片と思われる。
この鉄絵の盤片では焼成地がよくわからない。写真に示していないがスコータイ、シーサッチャナラーイの陶片も展示してある。元染や明磁はタイ湾か北上したものではなく、雲南からメコンの水運によ南下したものであろう。
それにしても1000m級の山脈や山塊を越えて、チェンマイやランプーンの地に交易で運ばれてきたことに感嘆する。
<続く>
ベンジャロンに混じってスコータイとシーサッチャナラーイ陶磁が、上写真の左に展示してあった。
シーサッチャナラーイの青磁碗で蓮花の劃花文で、最もポピュラーな題材である。
スコータイの魚文鉢で特筆すべきものはないが、このように焼き歪で変形した鉢も流通していたことが伺える。
注ぎ口が欠けているが、黒褐釉の発色が鮮やかなランパーンのトゥン・タオハイ窯の製品である。ランパーンで見ずして当該博物館で見れたのはラッキーであった。
以下、Wat Saen Khao Hoaから出土した陶片の数々である。明の青花磁器の陶片も混じっている。
下は、サンカンペーン鉄絵双魚文盤の陶片で、その横には明磁の陶片である。
上はパーンの陶片と思われる。
この鉄絵の盤片では焼成地がよくわからない。写真に示していないがスコータイ、シーサッチャナラーイの陶片も展示してある。元染や明磁はタイ湾か北上したものではなく、雲南からメコンの水運によ南下したものであろう。
それにしても1000m級の山脈や山塊を越えて、チェンマイやランプーンの地に交易で運ばれてきたことに感嘆する。
<続く>