昨夜10時過ぎ14か月振りに帰国した。今朝ホテル日航関西空港からUPデートしている。
「陶磁器・パヤオ」シリーズの連載を先日記載しておきながら、早速ほかの記事で恐縮である。シリーズの連載は1月20日前後から開始したいと考えている。当該ブログをもって暫く休みとする。
Ceramics of Seductionなる図書に、サンカンペーン陶磁の盤が紹介されている。特に目新しいものはないが、数点だけやや珍しい文様が掲載されている。



この草花文は中央下の中心的な葉文の下に、5本の縦筋と左右対称にそれぞれ2本の曲線がシンクロナイズしている。これは草花文の中で、比較的珍しい文様である。
一見カロンかと思えるほどに、器全面に草花文を描いている。サンカンペーンでは多くは無いが、この手の鉄絵文様は散見できる。

この手の鎬文はサンカンペーンでは、比較的多くみる装飾技法である。この技法は、当該ブロガーの勝手な想定であるが、小鹿田皿山、小石原皿山で云う”打ち刷毛目”の技法と思われる。
盤を成形後すぐに白土の粘土液を刷毛でスリップ掛けし、轆轤を低速回転させ、その刷毛を軽く上下に動かし、器面に押し当てて化粧土に鎬文を形成する技法である。白化粧土は生掛けであり、打ち刷毛目により、薄くなった部分は胎土色が、透けて見える。
この技法が、14-15世紀のランナーで行われていたと云う事自体が、大きな不思議である。サンカンペーンのオリジナルか?周辺諸国の影響を受けているのであろうか、従来から気になっていたが、他にあまりにも謎が多く放ったらかしにしていた。今後探究したい。

この手の魚文は数が少なく且つ倣作に、この手の魚文が採用されているので、真贋の判断がむつかしい。このような魚文に合われたら注意が必要である。
帰国後京都に寄ってから田舎に帰る予定である。暫くごたごたするのでブログは、2-3日お休みとしたい。
「陶磁器・パヤオ」シリーズの連載を先日記載しておきながら、早速ほかの記事で恐縮である。シリーズの連載は1月20日前後から開始したいと考えている。当該ブログをもって暫く休みとする。
Ceramics of Seductionなる図書に、サンカンペーン陶磁の盤が紹介されている。特に目新しいものはないが、数点だけやや珍しい文様が掲載されている。







盤を成形後すぐに白土の粘土液を刷毛でスリップ掛けし、轆轤を低速回転させ、その刷毛を軽く上下に動かし、器面に押し当てて化粧土に鎬文を形成する技法である。白化粧土は生掛けであり、打ち刷毛目により、薄くなった部分は胎土色が、透けて見える。
この技法が、14-15世紀のランナーで行われていたと云う事自体が、大きな不思議である。サンカンペーンのオリジナルか?周辺諸国の影響を受けているのであろうか、従来から気になっていたが、他にあまりにも謎が多く放ったらかしにしていた。今後探究したい。


帰国後京都に寄ってから田舎に帰る予定である。暫くごたごたするのでブログは、2-3日お休みとしたい。