東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

原節子きれい

2019年07月26日 10時22分24秒 | 映画
1937年、私の生まれた年の「東京の女」という映画を見た、原節子が自動車のセールスガールをやるのだが、

その素晴らしいこと、

ネクタイをきりりと占めて、帽子をあみだにかぶり、さっそうと車のセールス、焼かれる前の東京の一番良い時である、第一生命ビルを背景にお濠型を歩く、彼女の一面であるが、洋装、ネクタイ、帽子と現代でもなかなかお目にかかれない衣装なのだ、

そして、彼女はトップセールスとなるのだが、それはそうでしょう、あの美貌で口説かれて嫌という人はいない、お暇があったら、この映画のを、ご覧になっていただきたい、

それにしても、つくづく戦争というものの負合理を知らされる、東京もこれだけ発達し、女も自動車のセールスの様な商売ができ、みんなが良くなっているとき、

アメリカでは、東京の人口を消し去るためどのような方針を取るのか、研究を重ね、市密な日本家屋の実物大模型を作り、一瞬で爆発し燃料が飛散する焼夷弾を研究し、高高度を飛ぶB24爆撃機を開発、それを飛ばすテニアン、サイパン、硫黄島攻略計画を作り、実施してきたのだ、

日本の最後はどうなると思っていたのだろう、考えただけでぞっとする。