少子化に悩む少年野球監督

少子化で部員減少に悩む少年野球チームの監督。その就任からの記録です。

ジレンマ

2013-07-06 | 低学年
練習終了間際、子供のお迎えに来たお母さんに
「監督、具合が悪いんですか?」って
「何で?」
「元気が無いような・・・」

元気が無いのではなく、怒っていたんです

それは、グランド挨拶前のランニングするはずの時間。

砂場で数人が固まってました。
長老が砂場を覆っているビニールを直していました。
「ここはもう良いから走りなさい。」
「今、手伝ってるから。」って言いながら、急に重しを動かしだす子供達。
「良いから、走りなさい。」
それでもグズグズ。
長老も、「8時までゆっくりで良いからランニングして来い」と。

やっと、走り出した。と思ったら、
歩くより遅く走る格好をしているとしか思えない速度。
そして、止まり、おしゃべり。

それを黙って見てました。
視線に気が付いたのでしょう。ほんの数周だけ真面目に走る子供達。

毎週、毎週同じ注意をされている子供達。

何の為に走っているのでしょう?
誰の為に練習に来ているのでしょう?

低学年だからしょうかないのでしょうか?

子供達の望んでいるチーム像と
我々スタッフが望んでいるチーム像とはかけ離れているのでしょうか?

「今日は子供達に声をかけません。練習にも参加しません。見学してます。」と
コーチ陣に練習をお願いして、4時間黙って見学しました。

この行為に子供達は何か感じたのかなぁ。
何にも感じなかったのかなぁ。
気が付かなかったのかもしれないなぁ。

帰宅したら、注文していた本が来ていた。
コメント (4)
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