5月上旬の気持ちの良い日本晴れの日、
我妹と、小学生の頃まで住んでいた街に行ってみました。
地名を出してしまうのはちょっと躊躇する・・・のですが、
もう、引っ越してから40年近くたっているのでいいか・・・左近山という団地です。
昭和40年代に横浜市内のあちこちに公団住宅が建てられましたが、
左近山もその一か所で、小学校が3つもあるマンモス団地でした。
現在は小学校はひとつになり、自分が通った小学校は何年か前になくなりました。
グラウンドや建物はそのまま残っていて、壁画がうっすら見えます。
妹の家からも、我が家からも、1時間くらいで着くところにあるのですが、
二人揃って来たのは30年ぶりくらいだろう。
二人とも、あえて、歩いて昔の思い出に浸りたくて、てくてく歩きまわりました。
子どもの頃に感じていた距離感よりもすごく狭く感じられて、
あっという間にぐるっと廻ってしまった。
なじみ深いゾウさん公園に続く道。
こんなに緑豊かだったかなぁ。
子どもの頃に楽しんだ遊具の多くは、危なくて撤去されている様子ですが、
ゾウさんを模した滑り台は残っていた・・・。
団地のはずれの小山からは保土ヶ谷バイパスも良く見えます。
幼児の頃、ここが開通する前に砂利が敷かれていた時、お散歩をしたものです。
その当時、小山では凧揚げをするおじさんがいたのですが、
保土ヶ谷バイパスが開通してからは、凧が落下すると危険という理由で凧揚げが禁止になった・・・、
という噂で(自分も子供だったから真偽は定かではなく)、
凧揚げおじさんは思い切り凧を揚げたくて、湘南に引っ越したと、これも当時の噂話であります。
人が聞いたら「それがどうした」というネタなのですが、
なんだか自分の中では笑えるエピソードなのです。
その後、小山は家庭菜園の区画にされ(我父も借りていた)、今回見たら駐車場になっておりました。
てくてく歩いているうちに、小腹がすいてきて、
商店街の中のおいしそうなパン屋さんでパンを買って、ベンチで食べました。
商店街はシャッターが下りているところが目立ったのですが、
どうやら、GWで連休にしているお店もあるようです。
それにしても、街全体が静かだなぁ。
自分が子どもの頃がきっと賑わい過ぎていたのだろう。
小腹を満たしたら、歩きついでに、二俣川の駅まで歩いてしまおうということになりまして、
二人で喋りながらだと、駅まであっという間に着いてしまった。
二人の中での目下の話題と言えば、末の妹(自分は3人姉妹)のことと、親のお墓のことで、
結局、二人で愚痴って終わるのですが、結論は出るのかな。
こうやって愚痴っている時間も楽しいような気がする。
二俣川の駅に着いても、まだ喋り足りなくて、
喫茶店に入って、しばらく思い出話をしておりました。
この日の歩数は17000歩あまり。
お散歩にはいい日和でありました