なんだかバタバタして、じっくりテレビを見るということが少ない。
そんな中、地味にチャンネルを合わせてしまうのが、
BS12の「ザ・カセットテープ・ミュージック」。
テーマに合わせて我々世代(4,50代)になじみがある歌が出てくるのです。
先日、娘A(27歳)とボーッと見ていたら、♪恋は桃色(細野晴臣) という歌で、
「この歌の声って、ほら、あの『街のはずれの・・・』っていう歌と同じ声」と娘Aが言いまして。
同じことを私も思って、「はっぴいえんどの ♪風をあつめて だよ。ボーカルは細野晴臣だったんだね~」と。
私は ♪風をあつめて をよく口ずさんでしまうのです。
でも、まともに全部歌えたことがないのです。
途中の歌詞と音程のはまり具合が難しくって。
そんなことを話したら、娘Aが歌詞検索を始めて、
あらためて 風をあつめて の歌詞を見たら、漢字の使い方も独特で、
二人で「これで卒論でも書けそうだね」ってことになった。
今までは「街のはずれの背伸びした路地を散歩してたら・・・」と
単純に散歩の歌かと思っていたら、「路地」じゃなくて「路次」だし。
歌詞の意味を考えていたら、わけが分からないことになりました。
作詞・松本隆さん、おそるべし。
「これ、私が3歳の時に作られてるわ」と娘Aに言ったら、大変驚いてました。今っぽいって。
細野晴臣さんと言えば、私にとってはYMOの人。
歌というより、作曲のイメージ。
でもこの歌のボーカル(細野さん)は、歌ととてもマッチしてしていると思う。
この声だから、口ずさみたくなるのかなぁ。
リアルタイムでは3歳くらいだから、当然当時はこの歌を聞いてないわけで、
でも、ある時からよく口ずさんでいて、
ネット社会になって調べてみたら、
好きで聞いていた大瀧詠一さんとか、YMOと繋がっていたりして、
自分の好きな音楽って、知らないうちに系譜があるのだろうか。