そう言えば、先日、自分の伯父がテレビに出ました。
BS日テレの壇れいさんが日本の名匠を訪ねる番組です。
伯父は父の兄で、ということは年齢は80歳前後だと思うのですが、
本業(というのかわからないけれども)は米作りをしています。
副業(というのか?)に伝統工芸的なことをしていて、
いつのまにかそちらの方が有名になってしまい、
数年前には日本郵政のCMの撮影にも使われました。
自分の独身時代には父の田舎に遊びに行くこともしばしばあり、
その伝統工芸については「古臭くてわけわかんない作業だな~」と興味もわきませんでしたが、
大人になってくると、「この技術を伝える人がいるのだろうか」と心配でもあり、
自分が若ければ、学んでみたかったという気もします。
伯父には息子が二人いますが、二人とも「継ぐ」という感じはないらしいし。
しかし、伝統工芸というのはそれだけで生活を立てようというのは難しい。
番組では伝統工芸の手間のかかり方は取材されていますが、
製品になった時に、売れるとか、売れたとしても利益がどのくらいなのかは、
さすがに出てこなかったしなぁ。
伯父とは5年くらい会っていないけれど、
5年前とあまり変わらず、元気なように見えて、それは嬉しかった。
自分が高校時代の時に・・・スキーのブームが来る前のことですが、
妹と、スキー場に連れて行ってもらったことがあります。
おじさんも我々も、スキーウエアを着ておらず、
ジャージを重ね着というおかしないでたちで、道具も昔仕様だったので、
その数年後に訪れるスキーブームを思えば、笑ってしまうような格好だったけれど、
伯父さんの滑りは格好良かった
その頃も伝統工芸は普通に日常にしていたのだろうけれど、
伯父さんはスキーがうまい、米作りの人という認識だったのです。
それが、壇れいさんとテレビに映ることになるなんて。
伯父が今後も活躍できるよう祈っています。