ここに来て急に寒くなったのと、年末年始も休みなく突っ走ってきた反動からか、一昨日から風邪を引きました。昨夜は気合を入れて、5風来館B1階Meal Muji(静岡市葵区呉服町)で開かれた『しずおか元気印応援団発足トークセッション』のMCを務めてきました。
『しずおか元気印応援団』というのは、静岡県の社会起業家(social entrepreneur)を応援しようと、NPO研究の第一人者である日詰一幸さん(静岡大学教授)、昨年内閣総理大臣再チャレンジ支援賞を受賞した杉本彰子さん(NPO法人活き生きネットワーク)、そしてSOHOしずおかを全国屈指の起業支援組織に育てた小出宗昭さん(インキュベーションマネージャー・浜松産業創造センタービジネスコーディネーター)が立ち上げたボランティア集団。市民活動、企業のCSR活動、コミュニティビジネス等に関心のある市民60人が集い、3人の応援団のトークとフリーディスカッションを楽しみました。
詳細は、しずおか元気印応援団ブログを見ていただくとして、参加者の多くが大学生や20代の若者、女性、シニア、障がい者など、いわゆる働き盛りの男性を除いた階層だったということが印象的でした。今までは社会の中で弱者扱いをされていた人々が、着実に社会の担い手となり、社会を変えていこうという潮流を作っているのです。
「昨年静岡で開かれたアビリンピックでは、静岡市内にバリアフリーのホテルがまったくなく、選手が3日間風呂に入れず、福祉施設まで風呂を借りに行った」とか、「あの村上ファンドの村上サンがNPOや社会起業家に投資し始めた」とか、こういう集まりでしか聞けない声や情報もたくさんありました。
起業の芽というのは、最初は弱者の小さな「困りごと」かもしれません。あるいは、小出さん曰く、最初は「昨日9個覚えた英単語を今日は10個覚えようとか、肩までしか上がらなかった腕をもう数センチ上げてみようと努力する気持ちが原点」かもしれません。
ゆうべの集まりは、そんな前向きな気持ちの人ばかりが集まったせいか、2時間半があっという間で「こんなにたくさん名刺交換したことない」という声があちこちから聞かれました。私も、この手の会でまさか「地酒のスズキマユミさんですよね」と声をかけられるとは思いませんでした。
帰宅して熱が出ましたが、風邪の熱ではなく、元気印の熱気に煽られたせいだと思います。おかげで今朝はすっきり目が覚めました。
「地域には生かされるべきものがたくさんある」「人を活かしその能力を活かし街起こしにつながる!」ということを確信させる人たちの集まりでしたね。
これからもいっしょにがんばりましょう!
最初のMCの時には判らなかったのですが「花の舞」を手に席を廻っていらっしゃる姿で、「あっ!もしかして!」と気付きました。うーん、地酒がもはやトレードマーク?
このブログには全く気付きませんでしたので、教えていただいて嬉しかったです。
今後ともご活躍を期待しております!