歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

人前婚、和やかでした

2010-01-25 01:00:38 | Weblog
結婚式に参列するのは、7年ぶりくらい。
新郎側の友人として出席しました。
昨今の晩婚化のモデルみたいで、二人とも40代ですが、100人もの出席者があり賑やかでした。

新婦とはお初。しっかりした方で友人にはお似合い。
「そばにいるね」が流行った頃から付き合いだしたと思われる。
「いい歌なんですよ!」と、はまり込んでいたから(笑い)。

薄給の介護仲間なので、せいぜいパーテイかなあ?と思っていたら、立派な披露宴だった。
きっと新婦の希望だったんだろ~か。

新郎のお母様にご挨拶。
私の名前はご存知だった。初対面だが、おかげで親近感が持てた。

披露宴の席は、右が幼馴染たち、左が介護職仲間のようだ。
私は連れがいないのでおとなしくしていたが、黙っていてもつまらないので幼馴染の人たちに話しかけた。
「子供のころはどんな子だったんですかア?」
それからは異業種の対談みたいですっかり打ち解けられた。

左側は、顔なじみらしい。
全くこちらを気にしないで仲間内の話題のようだ。
「3階の担当は・・・、4階が・・・」とか聞こえて来る。

介護職の世間の狭さみたいなもの、交流ベタを就く就く感じた。
せっかく一緒にいるのに、もしかしたら身になることがあるかもしれないのに。
もう少し大きく目を開いてみたら?
こちらから話しかけてみた。
「専門学校の同期なんです」
「特養にお勤めなの?特養はタイヘンでしょう?」と私。
警戒されてるのか?口が重い。
介護職だってコミュニケーションができないといけないんだよ~!


結婚式は人前結婚式。
参列者の前で誓の言葉を読み上げ署名する。
訥弁の新郎らしく、つっかえながらだったが無事に役目を終え指輪交換。
小さな子供達が持ってくるはずの指輪がなくて、しばし探す。
あらあら、アンナとこに・・・、あってよかったこと!(笑い)

お母様が、こんな形は初めてで・・・と不安そうだったが、
新郎らしくてよかった。
新婦に合わせたところも多かっただろうけど、彼らしい誓の言葉はよかったよ!


シングルの友人はまだ何人もいるので、これからもこんなフウに、思い出したように結婚の招待が来るかもしれない。
「ご親戚ですか?」なんて聞かれちゃって!(笑い)
10年以上も付き合えば親戚以上ですよ!


この日を迎えられて、ホッとなさっていたお母様が印象的だった。

職業柄7日間の休みが取れず、ヨーロッパ旅行を諦め東南アジアにしたそうだ。