5月29日 おはよう日本
フェイスブックに続けとアメリカでは13歳と11歳の兄弟が
子ども向けの交流サイトを立ち上げ人気を呼んでいる。
アメリカのノースカロライナ州の小学校に通うジョシュア君(11)と
中学生の兄ザカリー君(13)が去年3月
子ども向け交流サイト「ジャッキー・フェイム」を創設。
この交流サイトの最大の特徴は
子どもでも安心して使える安全性。
有害だとみなされた3,500の言葉の使用を禁止するなど
独自のルールを定めた。
利用者は全米で2万8,000人に拡大している。
二人が通う小学校では
子どものころから積極的にインターネットに触れさせることを
教育方針として掲げている。
このため 交流サイトの利用者は全校児童の半分にのぼっている。
生徒
「子どもが作ったサイトなんてほんとにかっこいい。」
「交流サイトなら学校では知り合えない新しい友達を作れるのですばらしい。」
二人が子ども向けの交流サイトを立ち上げたのは
父親がどんな大人と知り合うのか心配だと
他の交流サイトの利用を認めなかったためである。
それなら僕たちのサイトを作っちゃえ
と、ふたりはIT企業に勤めていた父親に相談し
必要な資金を工面してもらったり
助言を受けたりしながらサイトを立ち上げた。
二人の夢は
“フェイスブックのように世界中に利用者を増やすこと”。
「動画がランダムにとびだす様な仕組みにしたいね。」
「そうだね。」
弟ジョシュア君
「フェイスブックよりビッグになりたい。
フェイスブックと同じ交流サイトだけど
僕たちのものとして大きくしたい。」
ニューヨークを訪問した兄弟の目的は
事業拡大のための資金集め。
訪れたのはニューヨークを拠点に活動する投資ファンド。
兄弟は自分たちの交流サイトの将来性を説明した。
兄 ザカリー君
「たくさんの友達が携帯端末を持っています。
僕らのサービスは学校でも使えます。」
投資ファンド
「携帯端末をパソコンのうちどちらを使う利用者が多いの?」
「携帯のほうが多いです。」
百戦錬磨の投資ファンドから相次ぐ厳しい質問。
話し合いは1時間に及んだ。
投資ファンド
「もし今後も成長を続けられるなら投資する用意はありますよ。」
弟ジョシュア君
「うまくできました。
会社のことを気に入ってもらえ興奮しています。」
交流サイトの利用が若年層にも浸透するアメリカで
子どものターゲットを絞ったビジネスがどこまで拡大するのか
注目されそうである。