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バスマティライスを日本へ パキスタンの家庭の味

2021-06-23 07:08:15 | 報道/ニュース

2021年6月2日 NHK「おはよう日本」


パキスタンで栽培されている細長いお米
バスマティライス。
良い香りがすることからパキスタンでは「香りの女王」とも呼ばれ人気を集めている。

パキスタンで人気のメニュー ビリヤニ。
肉とスパイスをふんだんに使ったカレー風味の炊き込みご飯である。
その味を引き立てるのがバスマティライス。
パラパラとした細長い米粒が肉のうまみを吸い込み芳醇な香りを放つ。
(客)
「とてもおいしいので週に2~3回食べないと気持ちがおさまりません。」
店先に並んでいるものの多くは各地から取り寄せたバスマティライスである。
1~2年かけて熟成させ風味を高めたものもある。
高給な品種は10キロあたり日本円で2,000円以上になる。
パキスタンの米どころ
東部パンジャブ州。
バスマティライスの輸出拡大を目指す会社も出てきている。
大手流通業者 統括責任者 ザファールさん。
各地の農家と契約を結び
仕入れた米を国内外に販売している。
(大手流通業者 統括責任者 ザファールさん)
「こちらが一番いいバスマティライスです。」
30年以上前から中東やヨーロッパに輸出しているが
いま販路拡大を狙っているのが日本である。
(大手流通業者 統括責任者 ザファールさん)
「日本の市場はとても魅力的で
 将来性があります。
 少量の輸出を始めましたが1,000トンまで拡大させたいです。」
この会社では日本の市場で好まれる米を作ろうと品種改良を重ねてきた。
苦労したのは米の色。
もともと黄ばんでいる色をより白くして
日本の米と同じにすることを目指した。
さらに米の長さも重要だった。
バスマティライスは炊くと米が長くなるのが特徴だが
長くなりすぎると風味が落ちてしまう。
炊くと2倍程度になる品種を追求した。
思考錯誤を繰り返して約5年。
ようやく新しい品種が完成し
初めて収穫の時期を迎えた。
今年は3万5,000トンの生産を見込んでいる。
(大手流通業者 統括責任者 ザファールさん)
「私たちの米は世界でも最高レベルの品種です。
 ぜひ最高の風味を日本の人たちにも味わってもらいたいです。」
パキスタンの食卓の味を日本の人たちにも届けたい。
販路開拓に向けた模索が続く。

 


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