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アメリカ サイバー攻撃対策 “情報の共有”がカギ

2015-02-23 07:30:00 | 海外ネットワーク

2月15日 NHK海外ネットワーク


サイバー攻撃の脅威が増すなかアメリカ政府は新たな対策を打ち出した。
(13日 アメリカ オバマ大統領)
「アメリカをサイバー高家木から守る方法は1つしかない。
 政府と民間が協力し情報を共有することだ。
 YES WE CAN!」
オバマ大統領は対策会議を開き
民間企業の幹部らにサイバー攻撃の被害について積極的に政府に報告し情報を共有するよう呼びかけた。
多くの企業は顧客のプライバシーを理由にこうした報告を控えてきた。
しかし企業の被害件数がこの6年で5倍と急増していることに政府も危機感をつのらせている。
サイバー攻撃に関する情報を共有することの重要性を専門家たちも認識し始めている。
サイバー攻撃から企業のネットワークを守るコンピューターセキュリティー会社の担当者が
ワシントン市内に集まり最新の情報を交換した。
サイバー攻撃に使われる有害なソフトウェアの情報を集めて駆除する技術の開発につなげるためである。
この情報交換会に参加したコンピューターセキュリティー会社は
顧客の企業のネットワークにサイバー攻撃が行われていないか24時間監視している。
責任者の1人 ブライアン・バーソロミューさんは
去年ふだんはライバル関係にあるセキュリティー会社10社が連携し
サイバー攻撃に対抗しようというアメリカで初めての試みに参加した。
サイバー攻撃に使われる有害なソフトウェアを次々に開発するハッカー集団に対抗するには
こうした連携が欠かせないと言う。
(コンピューターセキュリティー会社 ブライアン・バーソロミューさん)
「攻撃を仕掛ける集団は洗練された技術を持っている。
 影響は広範囲に及び毎日のように被害者が出ている。」
バーソロミューさんたちの最大の敵はきわめて高度な技術を持つ謎のハッカー集団“アクシオム”と呼ばれている。
アメリカ政府は“アクシオム”は中国政府の支援を受けていると分析している。
“アクシオム”は有害なソフトウェアを開発し密かに企業のネットワークに送りつける。
これまでに確認できた有害ソフトは9種類。
セキュリティー会社の防已をすり抜けネットワークkに侵入していく。
それぞれに企業が単独で対応しようにも対抗策には限りがある。
製品の機密情報などが盗み取られることもある。
そこでバーソロミューさんの会社を始め各社が連携。
情報を共有し対策ソフトを開発した。
その結果 効率よく有害ソフトを駆除できるようになり4万3,000件の被害を未然に防ぐことが出来た。
(コンピューターセキュリティー会社 ブライアン・バーソロミューさん)
「セキュリティー会社が協力し持っている情報共有すれば“アクシオム”に打撃を与えられると思った。」
情報を共有してのサイバー攻撃対策が効果をあげ始めているなか
オバマ大統領は13日の対策会議の場で民間と政府の協力を促す大統領令に署名した。
(アメリカ オバマ大統領)
「対策は政府単独ではできないが
 民間だけでは不可能なのも事実。
 脅威についての最新の情報は政府が持っているからだ。」
大統領令を発令し一定の強制力を持って企業の被害情報を集め対策を強化しようというオバマ大統領。
新たな取り組みは具体的な成果に結びつくのか注目される。


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