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イスラム礼拝マット 西陣織の伝統を生かして

2018-01-02 07:00:00 | 報道/ニュース

11月2日 国際報道2017


国際観光都市 京都。
近年イスラム教徒の観光客が急増している。
信仰に篤い旅行者たちは
1日5回のお祈りを欠かさない。
これに目をつけたのが京都の西陣織メーカーの社長 鈴木教之さんである。
西陣織の礼拝マットの製品化を目指した。
僧侶が身にまとう袈裟など
仏教世界をきらびやかに表現してきた西陣織は
イスラム教徒にも受け入れられると考えたからである。
アドバイスを求めイスラーム文化センターをたずねる。
(イスラーム文化センター シャバズ・カーンさん)
「礼拝マットは一番大事なもので
 動物と人の顔の柄は絶対にだめです。
 花と他のデザインなら大丈夫です。」
イスラム教では偶像崇拝を禁止していて
動物のデザインが使えないこと
さらに礼拝用のマットは膝と頭をつける位置が決まっていて
それを示す柄が必要なことなどがわかった。
(イスラーム文化センター シャバズ・カーンさん)
「アラブの方とイスラムは金色が大好き。」
(鈴木教之さん)
「西陣織は金色を織り出すのが得意な織物なので
 うれしい話しです。」
初めて織られる西陣織のイスラム教礼拝マット。
7色の糸を使い
イスラム教徒が好むきらびやかさを表現していく。
精巧でち密な西陣織。
模様の細かい部分をていねいに確認しながらの作業である。
織り続けること丸一日。
西陣織の技を駆使した礼拝マットが完成した。
動物の柄は排除し
幾何学模様や連続性のあるデザインを並べた。
日本の四季をあしらったマットは
日本を知ってもらおうと桜や紅葉など季節ごとに植物を12種類並べた。
(イスラーム文化センター シャバズ・カーンさん)
「イスラムの文化と日本の芸術が一緒になった。
 初めて見ました。」
マットは京都市内の観光施設に試験的に置かれ
利用は無料。
購入することも出来る。
(マレーシアからの観光客)
「美しい。
 驚きです。
 職人の技ね。」
「絵柄が鮮やかで
 金色も素敵。」
(西陣織メーカー 鈴木教之社長)
「イスラム文化と仏教文化とが礼拝用マットを通じて出会い
 世界に発信できる。
 日本の良さ
 京都の伝統技術の見直しを世界の方にもしていただけたら。」





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