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街角ピアノ 音楽をきっかけに にぎわう商店街へ

2019-10-10 07:00:00 | 報道/ニュース

9月17日 NHK「おはよう日本」


島根県松江市中心部にある京店商店街。
その一角に1台のピアノが置かれている。
毎日午前10時から午後9時まで誰でも自由に弾くことが出来る。
「演奏を聴いてもらえるのがうれしくて
 ここで弾いています。」
この商店街で生まれ育った三成浩靖さん。
松江城の近くで江戸時代から続くこの商店街。
昭和40年代50年代には毎週のように音楽のイベントが開かれ
商店街の中は身動きが取れないほど大勢の人でにぎわっていたという。
しかし郊外の大型商業施設などに押されて客足が減り
シャッターを閉めている店も少なくない。
そうした状況を少しでも変えられないかと商店街で話し合い
ピアノを置くことにしたのである。
(三成浩靖さん)
「昔のような賑わいが本当の理想形ですが
 きっかけがまずできて
 コミュニティーができて
 それが商売という形につながっていけば
 もう一度 京町商店街が元気になっていくんじゃないかな。」
街ゆく人たちが足を止め演奏する“まちかど”ピアノ。
この日ピアノを弾きにやって来たのは東京から来た中学3年生の男の子。
ストリートパフォーマーの父親と全国各地を旅している。
そして両親の介護で実家に戻って来た男性は偶然ピアノを見つけ気分転換に。
ピアノを通じ生まれ始めた賑わいをもっと広めたいと考えている人がいる。
この商店街で飲食店を経営している山野俊朗さん。
山野さんは知り合いのミュージシャンに協力してもらい
年に一度の夏祭りの当日ピアノを使ったイベントを行うことにした。
ピアノの音色が響きだすと
誘われるように
1人
また1人と
人の輪ができ始める。
山野さんと三成さんもピアノを通じて生まれる人と人のつながりに手ごたえを感じていた。
日が暮れても続く演奏会。
大人から子どもまで
みんながひとつになって楽しむ。
(山野俊朗さん
「商店街あそこは面白いねとおもってもらえる場になるのではないか。
 これからも頑張っていこうかな。」
(三成浩靖さん)
「新しい松江の文化になっていけば面白いじゃないですか。
 音楽で少しずつ文化が広がって輪が広がって
 にぎやかになっていけばいい。」
ピアノがつなぐ人と人の輪。
商店街に新たなにぎわいの灯が灯ろうとしている。


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