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未来の五輪選手育成 カギは「親」にあり

2019-10-09 07:00:00 | 報道/ニュース

9月17日 NHK「おはよう日本」


リオデジャネイロ五輪日本代表選手を対象に行ったアンケート。
競技レベルが一気に高くなる中学生のころ精神的にサポートっしてくれた人は
男子・女子ともに最も多かったのは母親だった。
アスリートにとって大事なこの時期
母親が果たす役割に注目した支援をJOCが進めている。

代表選手の強化拠点ナショナルトレーニングセンターで開かれたセミナー。
受講したのは将来オリンピック出場を目指す子どもの親。
ケガの予防や食事について
そしてアスリートとして成長する子どもとのかかわり方を学んだ。
この日はロンドン五輪の卓球女子団体で銀メダルを獲得した
平野早矢香さんの母親が講師役。
(母 美恵さん)
「“負けちゃった”と本人は落ち込んで言っているのに
 “どうして負けたの?”とか
 向こうがちゃんと話しにくいようなことを
 親が先走っていってしまったような時期があった。」
受講者の1人 金井さん。
セミナーに参加して子どもとの接し方を見直した。
娘の莉佳さんは中学2年生。
日本スケート連盟の強化指定選手である。
これまでは金井さんが撮影した映像を見ながら
フォームやレース展開について事細かに口を挟んでいた。
(金井さん)
「毎回滑りの動画を撮るようになって
 家で見るようになって
 反省会みたいなことが出来るようになった。
 “ずっと変わらないんじゃないの?”と言ってしまったことがあって
 “分かっていることを言わないで”と言われたことがある。」
セミナーを受講して以降 莉佳さんとの距離感を意識してきた金井さんだったが
その接し方に悩む場面に直面する。
8月に出場した国際大会。
優勝の可能性もあったが最高順位は3位。
失格したレースもあった。
帰国から1週間後
思うような結果を出せなかった娘の練習を見ていた時
金井さんはフォームが崩れていることに気づく。
(金井さん)
「重症だ 重症。
 もうバランスが崩れているから転びそうになっている。」
しかし金井さんはあえて莉佳さんの言葉を待った。
(莉佳さん)
「原因はわかってる。
 後ろ乗りと体重移動ができていないと思う。」
これまでとは違う金井さんの接し方は莉佳さんに伝わっていた。
(莉佳さん)
「落ち込んでいるときとか悩んでいるときとか
 よく声をかけてくれる。
 笑顔とか見ると心がテンションが上がる。」
(金井さん)
「見守るしかない 今は。
 心の波があるのが中学生のような気がする。
 それをうまくキャッチしていくしかない。」
選手の親を対象にした取り組みについて
担当するJOC理事の高橋尚子さんは
子どもとともに親の成長も欠かせないとしている。
(JOC理事 高橋尚子さん)
「頼りにする
 頼れる人がいるという思いが自信になったり
 自分の勇気や元気につながると思う。
 自分の味方がしっかりそばにいてくれるという存在が保護者なんだと思う。
 親も知識をたくさん持ち合わせることによって
 子どもたちを良い方向に誘導してあげられることにつながる。」
 



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