8月3日 NHK海外ネットワーク
カリフォルニア州では飲酒運転が二度とできないようある装置の取り付けが行われている。
呼気に含まれるアルコールを検出するとエンジンがかからなくなる仕組みである。
この装置はカリフォルニア州など4つの群では検挙者全員が取り付けを義務付けられている。
その費用はすべて自己負担。
毎月75ドル程度。
約8千円のリース料まで払わなくてはならない。
(一般のドライバー)
「予防のためにはいいのでは。
子どもの命を救えるかも。」
「1度飲酒運転で有罪になった人に安全運転をさせるには良い方法だ。」
飲酒運転の再発防止のためカリフォルニア州ではドライバーに対する教育にも力を入れている。
陸運局が飲酒運転をした人たちに参加を義務付けている講習。
この講習を受けないと免許証は再発行されない。
講習の期間は違反の程度によってまちまちだが参加の費用は自己負担である。
それぞれの体験や思いを共有することで
飲酒運転がなぜいけないのか
参加者自身に考えさせ再発防止につなげるのがねらいである。
(参加者)
「飲んでいるから運転してはいけないとか飲んでいないから大丈夫だとか
自分には関係ない話だと思っていた。」
(講師)
「飲酒運転の犠牲者は多くの場合子どもたち。
実際 6~16歳くらいの子供の死亡原因の上位が交通事故だ。」
(参加者)
「もう絶対に飲まないと決めた。
仕事や家族など犠牲になるものがあまりに大きすぎる。
17歳の娘を持つ親なので。」
飲酒運転の再発防止に向けたカリフォルニア州などの取り組みが今後広がりを見せるのか注目される。