銅版画制作の日々

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ビ―・デビル(2010)★BEDEVILLED

2011-04-25 | 映画:ミニシアター

 原題:キム・ボンナム殺人事件の顛末

京都みなみ会館にて鑑賞。

もう、
救いなんてない── 本当に救いはありませんでした。何処までも悲惨さが続きます。

いやあ~凄かった(汗)久々に心と体が震えるようなとんでもない作品を鑑賞。噂には聞いていたけれど、ここまでとは驚きです!

何故に韓国映画はここまでグレードが高いのでしょうか?主役を演じたソ・ヨンヒさんは、2008年の作品「チェイサー」では殺人鬼によって、無惨に手をかけられるヒロインを演じた女優さん。
今回はそのヒロインとはうって変わって、酷い扱いを受けていた女性が復讐の鬼となるボンナム役に挑んでいます。


汚れ役に大変身なのでびっくり!

冒頭は、ボンナムの幼馴染であるチ・ソンウォンが暴行事件に遭遇する場面から始まります。何でこんな場面から入るのかな?なんて思っていたら、なるほどこういうように繋がるんだと、、、、。

ソンウォンはとにかくややこしいことには遭遇したくないことが分かります。常に傍観者なんですね。銀行に勤務するエリ―トではありますが、仕事も上手くこなしますが、どうも彼女にはハ―トがないようです。
困っていて泣きつく中年女性にも冷たい。そんな彼女は、会社から長期休暇を取るように言われてしまう。

そんな彼女に幼馴染であるボンナムから何度も手紙や電話をもらい、少々うんざりしていたのですが、休暇を機にボンナムの住む孤島を訪れることになります。常に面倒な事から避けていたソンウォン。そんな彼女にもっとも疎ましいと思っていた面倒な事が起きる事が自分の身に迫っているとは思わなかっただろう。


ボンナムに出迎えられるソンウォン。明るくて人なっこいボンナムだったが、、、、実は。

この島には何と9人の住民しか住んでいない。まさしく絶海の孤島であった。ボンナムは夫、娘、夫の弟、と暮らしていたが、、、。夫の暴力、弟からは欲求のはけ口の対象。そして島の年寄りたちには扱き使われるという酷い扱いを受けていた。

ボンナムを取り囲む奴らはほんまにえげつない!夫は殴る、蹴る!あくまでも作品なのだから、演技なのだからと納得して観ているが、リアルだからか、身の毛がよだつくらいのエグさを感じるのです。とにかく不愉快度100%だと思いましたね。

もちろん島を出たいという気持ちはあるようですが、夫にすべてを取り上げられているため、身動きは取れません。虫けら同然ですね。
娘は夫に手をつけられているという現実にも、衝撃的ですね。

こんな仕打ちを受け続けているんだから、そりゃいつかは何かが起こると思うのは当たり前です。


頼みの綱とソンウォンに話すも、、、、。ヨニがまさか夫と?なんて信じることが出来ない。


夫がヨニを娘として可愛がるようには見えない。。。。。


娘ヨニを連れて脱出を決意するボンナム。

ドロドロした人間模様。観ている方もぞっとします。


とうとうヨニは犠牲となります。

行きつく果てはこうなる、、、、。

あらすじ(Movie waklerより拝借)

ソウルの銀行に勤める独身女性ヘウォン(チ・ソンウォン)は、トラブルとストレスだらけの都会生活から逃れるように、子供の頃に暮らした思い出の島を訪れる。そこは、たった9人の住民が暮らす絶海の孤島。彼女を出迎えたのは、生まれてから一度も島から離れたことがない幼馴染みのキム・ボンナム(ソ・ヨンヒ)だった。人なつっこい笑顔でヘウォンの帰郷を喜ぶボンナムだったが、明るい表情の陰には、地獄のような苦しみに耐えてきた日々があった。昼は村の老人たちに奴隷のようにこき使われ、夜は男たちの慰み者。さらに、夫からの暴力も日常茶飯事。人としての価値も尊厳も踏みにじられながら、たったひとつの希望を胸に、地を這うように生きてきたのだった。神にすがるような思いで、自分をソウルに連れて行ってくれるよう、ヘウォンに懇願するボンナム。だが、面倒事から逃れようと島を訪れたヘウォンにとって、それはボンナムのわがままであり、彼女にとってはただ煩わしいだけだった。そんなある日、ついに取り返しのつかない悲劇がボンナムを襲う。その瞬間、この美しい島を地獄絵図に変える惨劇の幕が開いた……。

 復讐するならとことんやる!まさしくこれが彼女の怨念!なのかもしれない。やるだけやってやる。もし自分がボンナムの立場なら、やっぱりやるかな、、、、?

   チ・ソンウォン
まさにがらりとイメージが変わったソ・ヨンヒ。

キム・キドクが、チャン・チョルスに彼女を推薦したそうです。しかし当初は出資者の意向はもっと有名な女優を起用してということだったそうで、監督は様々な女優にオファーしたが、恐れをなして断ったらしい。最終的にソ・ヨンヒが自ら志願したそうである。

ボンナムが行動を決意したのは太陽、、、、。

 

彼女にとってあの太陽は、今まで自分を押さえつけていた"巨大な力"として存在していて、その力との戦いでもあった。"巨大な力"とは神かもしれないし、もし神だとしたなら、その神でさえ傍観していたことになります。彼女はそんな巨大な力、あるいは神と戦わなければ、自分の運命を変えることは出来ないと思いながら、太陽を見て答えを出したんです。(監督談)

戦わなければ、運命を変えることは出来ない!監督インタビューはこちらから→チャン・チョルスインタビュー

メディア 映画
上映時間 115分
製作国 韓国
公開情報 劇場公開(キングレコード)
初公開年月 2011/03/26
ジャンル サスペンス
映倫 R18+

 また凄い監督が誕生しましたね。
チャン・チョルス監督

こんなにリアルに作られているのは監督の演出の凄さでしょうね。

 解説(goo映画より拝借)

ごく少数の住人だけが暮らす絶海の孤島を舞台に、長い間虐げられてきた女性の復讐劇を通して、人間の残酷さと醜さを描き出すバイオレンス映画。「サマリア」などで知られるキム・ギドクの助監督を務めてきたチャン・チョルスの長編第一作。出演は「チェイサー」のソ・ヨンヒ、「ハーモニー 心をつなぐ歌」のチ・ソンウォン。

             

オフィシャル・サイト
http://www.kingrecords.co.jp/bedevil/

 

 

 

Comments (6)
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