世界を変えたのは、妻であり、母であり、ひとりの女性だった。
好き度:+5点=65点
MOVIX京都にて鑑賞。
後一週間で終了するということで、滑り込みで鑑賞しました。サッチャーさんといえばイギリス初の女性首相ということで、多くの人が知っている。晩年は認知症ということで表舞台には出ていないという。知っていることはそれくらいかしら。
それにしてもメリルさん、似ていました。もちろん演技もオスカーゲットするだけあってとても素晴らしい演技!特に晩年の認知症を患っている姿は本当にリアルです。歩き方や振る舞いもおぼろげた雰囲気もなかなか凄いです。メイクで上手く老けておられましたね。
「デニス!」と主人の名を呼ぶあの独特な甲高い声も何ともいえません。
旦那さんであるデニス・サッチャー役のジム・ブロードベントもウイットに飛んだキャラを上手く演じています。
マーガレットがもうすでに亡くなっているデニスとのやり取りも味わい深く、、、。普通こういう場面って違和感を感じたりするのですが、自然に溶け込んでいてとても良かったなあと思います。
現在、過去の映像が変わるがわる登場するのも上手くいっており、全体に飽きのこないような場面展開だったと思います。ただ政治や伝記というジャンルはどうも苦手な私にとってちょいとしんどい部分もありましたが。まあでもまだ分かりやすいほうかもしれません。
あらすじ(goo映画より)
雑貨商の家に生まれたマーガレット(メリル・ストリープ)は市長も務めた父の影響で政治を志すが、初めての下院議員選挙に落選してしまう。失望する彼女に心優しい事業家デニス・サッチャー(ジム・ブロードベント)がプロポーズする。
若き日のサッチャー役にはアレクサンドラ・ローチという女優さん これが映画デビューなのかしら?
若き日のデニス役にはハリー・ロイド。この人も映画初出演のようです。
「食器を洗って一生を終えるつもりはない」野心を隠さないマーガレットを、デニスは寛容に受け入れる。双子にも恵まれ、幸せな家族を築く一方で、マーガレットは政治家としての階段も昇りはじめる。
鮮やかなスーツに身を包み、議会へ足を踏み込む姿は勇ましいものさえ感じる。まさに闘う女はその名のとおり鉄の女
失墜した英国を再建する。それは気の遠くなるような闘いだったが、彼女はその困難に立ち向かう。愛する夫や子供たちとの時間を犠牲にし、マーガレットは深い孤独を抱えたままたった一人で闘い続けた……。現在のロンドン。どんなに苦しい時も支え続けてくれた夫・デニスは既に他界した。だが、マーガレットは未だに夫の死を認識していないのか、時折不可解な行動が目立つ。思い出の洪水の中で、デニスの遺品を手に取り彼女は「あなたは幸せだった?」とつぶやくのだった……。
経済の建て直しの為の国営化政策の撤廃、頻発する暴動への妥協しない対決は時には民衆のバッシングを受けても気丈なサッチャー。
こうして比べてみると本当によく似ていますね。
もうこれは内容はともかくそっくりというだけで絵になるし。。。。。
さて実際のサッチャーさん、お元気ならびっくりされるでしょうね。
メディア | 映画 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | イギリス |
公開情報 | 劇場公開(ギャガ) |
初公開年月 | 2012/03/16 |
ジャンル | ドラマ/伝記 |
映倫 | G |
解説(allcinemaより)
主演のメリル・ストリープがみごとアカデミー主演女優賞を獲得した伝記ドラマ。男勝りの決断力とリーダーシップで“鉄の女”の異名をとった英国初の女性首相マーガレット・サッチャーの人生と知られざる素顔を家族との関わりを軸に描き出していく。共演は「アイリス」「家族の庭」のジム・ブロードベント。監督は「マンマ・ミーア!」のフィリダ・ロイド。