19世紀、アイルランド。彼女が夢を叶えるには、男性として生きるしかなかった。
好き度:+8点=68点
京都シネマにて鑑賞。久しぶりのミニシアター。大女優グレン・クローズが何と大変身!何となく彼女の面影があるが、びっくりここまで男性に化けるなんてもう驚きでした。
舞台版「アルバート・ノッブス」を演じているグレンが実に30年の歳月をかけて映画化にこぎつけた本作だそうです。
共同脚本・プロデューサー・主演の3役もつとめたとのこと。これはかなり力の入った作品と言えるでしょう。立ち居、振る舞いも男性に引けを取らず、凄いなあと思います。声は少し細いけど、でもこういう男性っていますよね。
そういえばふとしたことからペンキ屋のヒューバート・ペイジもアルバートと同様女性だけど男性として生きているということが分かるんです。
実際にこの方も女優さんでジャネット・マクティアという人です。英国の実力派女優さんだそうでアカデミー賞にグレン・クローズとともに助演女優賞にノミネートされたそうです。
なかなか格好よくて男性以上に男性ぽい演技でしたね。
脇を固める俳優陣
キック・アスでお馴染のア―ロン・ジョンソンも登場 最近人気上昇のミア・ワシコウスカも、、、、。
あらすじ(Moviewalkerより)
19世紀のアイルランド。上流階級の人々に人気のモリソンズホテルでウェイターとして働くアルバートは、人付き合いを避けてひっそりと暮らしていた。彼は長年、誰にも言えない秘密を隠していた。それは、貧しく孤独な生活から逃れるために、女性でありながら男性として生きてきたということだった。結婚せずに女性が自立するには、そうするしかなかったのだ。ある日、モリソンズホテルにハンサムなペンキ屋のヒューバート(ジャネット・マクティア)がやってくる。彼と相部屋になったことで素性を知られてしまうものの、自分らしく生きる彼の姿に影響を受けたアルバートは、自ら築き上げてきた偽りの人生を捨て、本当の自分らしさを取り戻してゆく。その一方、若いメイドのヘレン(ミア・ワシコウスカ)に対しては、自分の素性を隠しながらも好意を抱いてゆく。密かにヘレンと愛し合うようになっていたボイラー職人のジョー(アーロン・ジョンソン)は、その事に気づき、ヘレンを通じてアルバートを利用しようとする。働く女性にとって不自由な時代、男性として孤独に生き、女性としてのアイデンティティを見失っていたアルバートは、様々な人たちに囲まれながら、自分らしく生きる希望の扉を開き始めるが……。
女性だということが知られるのを恐れるアルバートだったが、、、、、。
なんせうるさい女性オーナーに知られるとクビになる可能性大なわけである。
小うるさいオーナー ベイカ―夫人 ホロラン医師
親子ほども年が違うヘレンを好きになるというのはちょいと無理があるような気もしましたが。
解説(allcinemaより)
大女優グレン・クローズがかつてオフ・ブロードウェイで主演した舞台を、自らの脚本、製作、主演で映画化した感動ドラマ。19世紀のアイルランドを舞台に、一人で生計を立てるために男性として生きざるを得なかった孤独な女性の苦悩と哀しみを切ないタッチで綴る。共演はミア・ワシコウスカ、アーロン・ジョンソン、ジャネット・マクティア。監督は「彼女を見ればわかること」「愛する人」のロドリゴ・ガルシア。
入念なメイクでここまで変わるとは本当にびっくり!クローズの夢が実現したことは本人も嬉しいことでしょうね。
そうそうヤレル子爵役でジョナサン・リス・マイヤーズもちょっと出演していました。
メディア | 映画 |
上映時間 | 113分 |
製作国 | アイルランド |
公開情報 | 劇場公開(トランスフォーマー) |
初公開年月 | 2013/01/18 |
ジャンル | ドラマ |
映倫 | PG12 |
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