虚栄という名の花
Movix京都にて鑑賞。久しぶりに映画館へ・・・。どうしても観たかったこの作品。ケイト・ブランシェット、さすがでした。落ちぶれたセレブがとてもお似合い。落ちぶれても過去の栄光を引きずるところなんてナイス演技で、思わず笑ってしまいました。
こういう女性に出くわしたことはないですが、、、、。やはりこういうセレブリティに女性に憧れる方は世の中に沢山おられるのでしょうね。
しかし凄いこのジャスミン、一度落魄れてしまってもその栄光をもう一度取り戻そうとする執着心。力がないと言えばそれまでなんですが、どうなんでしょう。女性としての魅力を武器にするところなんでしょうか?
てなわけで一文無しなった彼女が頼った先はシングルマザーの妹ジンジャー。彼女はジャスミンのような虚栄心の塊ではなく、非常に庶民的な女性で恋多き女性という感じですね。相対照的な生き方が何とも言えません。
まあそれにしてもジャスミン、何も計画も無しに妹の家に転がり込んで行きあたりばったりでやって行くところはあきれるとしか言いようがありません。医者のところで働いてみたりしてもその仕事にも馴染めず・・・・。その医者にアタックされたけど、この話はダメみたいですね。
もっとナイスセレブな殿方でないと妥協出来ないってところですかね。
ジンジャーのボーイフレンド、チリとも感覚合わず、うんざり気味のジャスミン
とにかく周囲の環境と馴染めません。そんな彼女は過去の栄光を思い出すためお酒とドラッグで紛らわすという有様・・・・。
とにかく理想の男性がいないとダメ。まあ困ったもんです。
ケイトのこの演技や表情もなかなかイケていて面白い。笑っちゃいけないけど、クスッとされます。徹底的にウディ・アレンの皮肉なお話も味があり、今回はケイトとのコラボは成功ですね。
さてそんな彼女に一筋の明るい道が!!またもやジャスミンの前に白馬の王子さまが出現!!
そのお相手がこの人、あのピーター・サースガード演じるエリート外交官のドワイト!!何やら曰くありげな気もするけど、、、、。
嘘八百なジャスミン、なんとか彼との婚約にこぎつけるのですが。
そんなジャスミンの行く手を阻むのがジンジャーの元夫です。この人がね(笑)
あらすじ(Moviewalkerより)
ニューヨークのセレブリティ界でもてはやされていたジャスミン(ケイト・ブランシェット)だが、実業家のハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活が破綻し、家庭も資産も失う。質素なアパートに住むシングルマザーの妹ジャンジャー(サリー・ホーキンス)のもとに身を寄せることにし、妹がいるサンフランシスコへ向かうことにする。過去にしがみつき抗うつ薬とウォッカを手放せないジャスミンは、どうにか再び華やかな世界へ舞い戻ろうと画策するが、慣れない仕事に神経をすり減らす。精神的にバランスを崩し八方塞がりの中、エリート外交官のドワイト(ピーター・サースガード)と出会い、彼のことを自分に以前のような幸せを再び与えてくれる存在であるかのように見るジャスミン。さらにプライドと現実逃避から彼女は嘘を重ねていく……。
冒頭とラストのジャスミンの回想話が何とも言えません。この両シーンがとても印象的でした。観てのお楽しみです。最近のような2時間超えでなくちょうど鑑賞時間もお手頃なのではないでしょうか。
解説(allcinemaより)
ウディ・アレン監督が初顔合わせとなるケイト・ブランシェットを主演に迎えて贈るシニカル・ドラマ。富豪との結婚生活が破綻し、妹のアパートに身を寄せてどん底からの再出発を図る中年女性が、セレブ生活が忘れられず惨めな悪あがきを重ねては身も心もすり減らせていくさまを辛辣に描き出す。共演はアレック・ボールドウィン、サリー・ホーキンス、ピーター・サースガード。
メディア | 映画 |
上映時間 | 98分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ロングライド) |
初公開年月 | 2014/05/10 |
ジャンル | ドラマ/コメディ |
映倫 |
G |
オフィシャル・サイト
http://blue-jasmine.jp/