ブログ仲間の真紅さんのお薦めもあったり、また気にもなっていた作品です。
東京から帰った翌日、早速鑑賞して来ました。
主人公ユマを演じる佳山明さんは主人公同様、障害を持っておられる方です。これが映画初出演だそうです。
ユマは生まれた時、37秒間息が止まったことで身体に障害を抱えている。今は親友の漫画のゴーストライターをしながら、社会の片隅でひっそり暮らしている。母はそんなユマを溺愛してやまない。
母付き添いは当たり前
成人しているのに、母は知らない人に声をかけられてもついていかないように話すし、まるで子ども扱いだった。車いすのユマだから、何もできないと思っているんでしょうね。
ひそかに自立を目指すユマ。得意な漫画の原稿を持って、編集社へ出向く。
出向いたのはアダルト漫画雑誌。ここで出会った編集長に言われたのは性的な経験がないから、リアリティがないとの言葉。この一言で、ユマはある決意をする。
編集長には板谷由夏さんでした。どこか戸田恵子さんのような雰囲気も?
ここからユマの人生は大きく変わることに・・・・。
今まで経験したことのない事にチャレンジ!
したことがないメイクにも挑戦。そして夜の繁華街に出かけ、性的な経験も挑戦!
ついに、母に内緒で逃避行・・・。
親切なホームヘルパー俊哉の協力で生き別れとなった父探しも始める。行き着いた場所で知った父のユマへの思い・・・。叔父から父の死を聞かされる。そしてまだ見ぬ妹を訪ね、ベトナムへ。
俊哉を演じるのは大東駿介さん。
ちょっと突っ込みます、そもそもいきなりベトナムへすぐに行くなんて、ちょっとびっくり。パスポートはどうして取ったの?色々手続きあるじゃん。この流れは映画の尺を考えるとそんな場面は撮ることできないかと思ったり。いやいや余計な事を書き、すみません。
母はびっくりして動揺していた。捜索願まで出すというありさま。無垢なユマだと信じていたんでしょうね。
自立への挑戦は、果たして彼女を変えることが出来るのか?それはどうぞ映画を観て下さい。
佳山明さん、初演技とは思えないくらい素晴らしい演技でした。そしてピュアなユマを皆さん、ご覧ください。
この作品でキーウーマン舞役の渡辺真起子さんも素晴らしかった。
監督のHIKARIさんと佳山明さん