暴くのか、逃げるのかーーーー。
それは、ひとりの新聞記者が見た“現代アメリカの最大の闇”
5月25日、東宝シネマズ二条にて鑑賞。ラッセル・クロウ、また一段とでかくなりましたね。そのうえロングヘアーです。少しきもい感じもありますが・・・・。
実はラッセル・クロウ&ベン・アフレックのキャストではなかった?
この映画のキャスティングですが。最初は何と、ブラビとエドワード・ノートンだったそうです。ケヴィン・マクドナルド監督のところに、ブラビのプロダクションから、この映画の企画が来たそうで、話し合いも行われ、ブラビもこのジャーナリスト役を演じたいと意欲的だったそうです。ところが「ベンジャミン・バトン」の撮影で忙しくなった間に、監督らが脚本を完成させたものは彼の思うものではなかったようです。結局撮影の1週間前に降板ということになったというお話だそうです。
結果オーライ!監督曰く、主人公カル・マカフリーは、まともに女性とはつきあえず、見た目も冴えない男。ブラビのようなスーパースターが演じるのは、監督自身想像しづらかったと話しています。
そしてこの相手役に選ばれていたノートンのスケジュールにも支障が出て。彼も出演しないことになった。ノートン自身、ブラビとの再共演出来ることが魅力的な話だったのに、彼が出ないなら、意味がなくなったというわけらしい。そんな経緯があって、監督自身が役柄によりふさわしいキャストを得られることになったとのこと。
そいでもってラッセルがこの役に抜擢されたようですね。いやあ~良かったです。確かにブラビのイメージではないですものね。
原作となったのはTVドラマ・シリーズ。2003年5月18日~6月22日にかけて、イギリスBBC1で放送された「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」という作品だそうで、日本でも2008年10月8日より、NHKBS2で水曜日夜11時から放送されたらしい。TV版で脚本と製作総指揮を手がけたポール・アボットが今回の映画化でも参加している。英国のミステリー・ドラマ等で活躍している凄い人だそうである。同国出身のケヴィン・マクドナルドが監督したこの「消されたヘッドライン」はオリジナルのTV版の魅力を活かしながら独自の変更を加えているようだ。
STORY
スキャンダルから陰謀へ
ワシントンD.C.でふたつの事件が相次いで起こった。
事件その①、ドラッグ中毒の黒人少年スタッグが、裏通りで何者かに射殺された。犯人は殺害直後、偶然現場を通りかかったサンドというピザ配達人までも口封じのため殺そうとしたが。重傷を負いながらも一命を取り留めた。
事件その②、気鋭の連邦議会議員スティーヴン・コリンズ(ベン・アフレック)のもとで働く有能な女性職員ソニア・ベーカーが、出勤途中の地下鉄で突然死した。
コリンズはその悲報を聞いて動揺を隠せない。大勢のマスコミの前で醜態をさらしてしまう。彼にはアンという妻がいるのだが、ソニアとFURIN関係にあったのだ。すかさずメディアはコリンズとソニアのスキャンダルを大々的に報じた。
アン・コリンズ(ロビン・ライト・ペン)
ショーン・ペンの奥様です。
スティーヴン・コリンズ役には、ベン・アフレック。パール・ハーバーに出ていたけれど覚えていません。弟はケイシー・アフレック。
その成り行きを苦々しく見つめるのは、カル・マカフリー(ラッセル・クロウ)という地元新聞社ワシントン・グローブ紙の敏腕記者だ。彼とコリンズは大学時代からの友人だった。
その夜、カルはマスコミの取材攻勢によって行き場を失ったコリンズを自宅に迎え入れる。ソニアの死因はZISATUと報じられるが、コリンズはソニアから個人的な連絡を受けていたのでZISATU説はありえないと主張。
翌日、スタッグ殺害事件を担当していたカルは、死体安置所でスタッグの遺品のの通信履歴を調べ、驚愕の事実に突きあたる。何とスタッグは死の直前にソニアのに電話をかけていたのだ。鍵を握るのはスタッグの恋人だったマンディとう少女。彼女の情報→窃盗の常習犯だった彼の盗んだには何者かがトウサツしたソニアの写真が数点、拳銃も入っていたという。どうやらスタッグはのも持ち主に殺されたらしい。ソニアは、スタッグ殺しの犯人と同一人物に消されたのでは??まったく無関係に見えた事件は思わぬ形で結びつく。
真実を追う記者たち、迫る危険!
カルは同新聞紙のWEB版の若手女性記者デラ(レイチェル・マクアダムス)と組み、さらなる取材を進める。
デラ・フライ役(レイチェル・マクアダムス)
コリンズは国防総省の一部事業民営化に関する公聴会で委員長を務め、その業務の受託を目指す民間軍事企業ポイント・コープ社と激しく対立していた。ソニアの死は、コリンズ失脚をもくろむポイント・コープ社の思惑なのでは?それがカルが思い描く陰謀の構図だったが、彼の厳しい上司である編集局長キャメロンは陰謀説に疑念を抱く。
キャメロン・リン(ヘレン・ミレン)
しかしカルの推測はぐんぐん現実味を帯びていく。まず病院の集中治療室で意識を取り戻しかけたピザの宅配人サンドが、取材で駆けつけたデラの目の前で暗殺された。
デラが、その直前病院ですれ違った怪しげな男は、ソニアの死亡現場である地下鉄ホームの監視カメラに映っている。この男が殺し屋だと疑ってもおかしくないのだ。
次にポイント・コープ社の元軍人と接触するカルは、同社がイラク戦争で莫大な利益を得ているうえに、国内の軍事業務で数百億ドル規模の利権獲得をもくろんでいることを聞き出す。コリンズやカルが敵に回した相手は、あまりにも巨大で危険極まりない存在だったのだ。
そのスクープが、アメリカを葬り去る。
殺し屋の襲撃を危機一髪で逃れたカルは、ライバル紙にネタをスッパ抜かれて激怒するキャメロンから、8時間内に記事を仕上げろと厳命される。
残る手掛かりは、ポイント・コープ社とソニアの双方に接点を持つドミニク・フォイ(ジェイソン・ベイトマン)という広告PRマンだった。
ジェイソン・ベイトマン、「ハンコック」や「ジュノ」でお馴染の方でした。
ドミニクを強引にホテルへ連れ出し、違法行為と承知でビデオの隠し撮りインタビューを敢行するカルとデラ。
カルの鋭い追及に屈したドミニクは、自分がポイント・コープ社にソニアを紹介したこと、ソニアが同社のスパイとしてコリンズに近づき、図らずも恋に落ちた彼との子供を身ごもったことを告白する。
大物議員ジョージ・ファーガス(ジェフ・ダニエルズ)
さらにコリンズの証言で、彼の後ろ盾であるべテラン議員ジョージ・ファーガスがソニアの採用を強く推薦した事実も発覚。ポイント・コープ社と現職大物議員が軍事利権をめぐって癒着し、一連の殺人事件に関わっていたという信じがたい図式が鮮明に浮かび上がった。
はたしてワシントン・グローブ紙は、この超大国アメリカを震撼させる世紀の一大スクープで、翌朝のヘッドラインを飾れるのか?
ぎりぎりまで延ばしてきた入稿の最終〆切は目前に迫っていた。疑惑を否定し、権力を傘に露骨な圧力をかけてくるファーガス。政治生命を賭して取材に応じ、すべての事実をぶちまけようと決意するコリンズ。
そしてもはや後戻りのできない国家権力との闘いに腹をくくるカル、デラ、キャメロン。しかしこの巨大な陰謀の闇には、命がけの取材を積み重ねてきた彼らにもまだ知りえない衝撃の真実が隠されていた・・・・。
スティーヴン・コリンズは真実をぶちまけるとカルに伝えるが・・・・。ところが予想もつかないドンデン返しとなるわけです。はい・・・・。しらじらしいよね。
イギリスBBC製作のTVシリーズ「ステート・オブ・プレイ~陰謀の構図~」をラッセル・クロウ主演で劇場版にリメイクした社会派サスペンス。舞台をアメリカに置き換え、一見関連のない2つの事件を繋げる国家的陰謀を嗅ぎ取った新聞記者が、真相をめぐって巨大権力と繰り広げる熾烈な駆け引きとその真実の行方をスリリングに描く。共演に「デアデビル」のベン・アフレック、「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムス、「クィーン」のヘレン・ミレン。監督は「ラストキング・オブ・スコットランド」のケヴィン・マクドナルド。(allcinemaより抜粋)
ケヴィン・マクドナルド監督、若~い!
※脚本にはトニー・ギルロイが参加していた。最新作デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~ (2009)は今ひとつだったよね。本作はむちゃくちゃ悪くないけど、ありきたりな感じもしました。斬新さがないのでは・・・・・?
何かもう少し欲しいよね。なんだろう?最近そんなことを思う作品が多いような。
メディア | 映画 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | アメリカ/イギリス |
公開情報 | 劇場公開(東宝東和) |
初公開年月 | 2009/05/22 |
ジャンル | サスペンス |
暴くのか、逃げるのか──。 |
ブラピだとヒーローになり過ぎる気がしますね。
カルは記者で刑事ではないので、
ラッセル・クロウのあの感じでよかったと思います。
エドワード・ノートンのスティーブンは見たかった気がしますが、
こちらもオチを考えるとベン・アフレックでよかった気がします(笑)
これはラッセルとベンで良かったのかな~
という気もします(苦笑)
ベンといえば「アルマゲドン」が一番ヒットしたかなぁ~その前から好きで全部観てますが、
ラッセルとの同級生はちょと無理あったかな(笑)
でもなかなか良かったですよね、
内容的にはわたしも普通で退屈しないかわりにハラハラしたりもなかったです
>何かもう少し欲しいよね。なんだろう?
同感です。
途中まではなかなかおもしろかったのに、
最後はこじんまりと終結してしまった。
そんな感じでした。
でも、あのきちゃない感じが今回の役にはあってたと思います。
政治と、金と、軍事企業!!アメリカの三大話になりそうですが、なかなかおもしろかったです。
ちゃんとTVシリーズ見ればよかったと今更ながら後悔。
でも、アメリカの新聞って、結構とんでもない取材のやり方やってんだな、などとも感じましたが、どこも同じなんでしょうかね。
次のシリーズだった「ステート・ウィズイン」は見て、とってもおもしろかったのですが、そっちも映画化されるのでしょうかね。ハリウッドのネタ不足も感じます。
ラッセルのメタボはとりあえず置いといて、話的には彼のおかげで引き込まれました。が、まあ全体としてはまあまあって感じでしたよね。^^;
やっぱり連ドラが元だけに2時間にするとどこかで無理して脚本作ってるからそうなっちゃうのかなぁ。逆に言えばよくまとまってはいたと思いましたけど。
次のロビンフッドではラッセル痩せてるみたいですね~。migさんとこに写真ありました。(笑)