エリック・クラプトン、2005年の2月に59歳にしてパパになったんでしたね。
この年には久しぶりにニュー・アルバム「バック・ホーム」も出しているし、音楽生活でも私生活でも充実していたのでしょうね。
こんど、「Hold on, I'm Coming」を演奏することになったので、今夜はその音ネタの仕込みのために、エリック・クラプトンとB.B.キングが組んだアルバム、「ライディング・ウィズ・ザ・キング」を聴いています。
買ったばかりの時はあんまり耳に馴染まなくて、それからほっておいたんですけれど、久しぶりに聴いてみると、これ、意外に良かった! けっこう気に入っちゃったな~
タイトルの「キング」とは、もちろんB.B.自身の姓ですが、「ブルースのキング」という意味もかけたものなのでしょう。
ジャケットには、キャデラックを運転するエリックと、バック・シートで貫禄たっぷりにフンゾリ返っているB.B.が写ってます。まさに「ライディング・ウィズ・ザ・キング」です。
エリックとB.B.の笑顔がまたイイのだ。
そういえばこのふたり、映画「ブルース・ブラザーズ 2000」でも共演してましたね。
ふたりとも、ブルース・ブラザーズのライバル・バンド、「ルイジアナ・ゲイター・ボーイズ」のメンバーという役どころでしたが、この劇中のライヴのなんて楽しそうなこと!そして貫録たっぷりのB.B.のパフォーマンスには言葉もないくらいシビれました。
エリックの少年の頃からのアイドルがB.B.キングだというのは有名な話ですね。ちなみにこのふたり、20歳違いです。
ブルースに傾倒していることで知られているエリックですが、アルバムの販売戦略のためポップ寄りな作風にならざるを得ないこともあるようです。しかし御大B.B.と共演したこのアルバムでは心ゆくまでブルースにひたり、思う存分弾き倒した、って感じです。
このアルバムで聴かれるブルースはほどよく洗練されています。例えて言うなら、どちらかといえばクラプトンのカラーが濃く、そこにB.B.が客演した、という雰囲気を感じました。
全体的にいい感じでリラックスしているのがなんとも言えず心地良いですね。いくつになっても時間を忘れてギターと戯れるオトナふたり。想像するだけでこちらまでニヤリとしてしまいます。
このアルバムの制作中には、ジャケットと同じような笑顔がきっと何度も見られたことでしょう。
「ヘイ、エリック、お前さんますます味が出てきたじゃないか」
「さっきのソロ、ゴキゲンだったよ、B.B.!」
なーんてね。
◆ライディング・ウィズ・ザ・キング/Riding With The King
■歌・演奏
エリック・クラプトン & B.B. キング/Eric Clapton & B.B. King
■リリース
2000年6月13日
■プロデュース
エリック・クラプトン、サイモン・クライミー/Eric Clapton, Simon Climie
■収録曲
① ライディング・ウィズ・ザ・キング/Riding With The King (John Hiatt)
② テン・ロング・イヤーズ/Ten Long Years (Jules Taub, B.B. King)
③ キー・トゥ・ザ・ハイウェイ/Key To The Highway (Big Bill Broonzy, Charles Segar)
④ マリー・ユー/Marry You (Doyle BramhallⅡ, Susannah Melvoin, Craig Ross, Charles Segar)
⑤ スリー・オクロック・ブルース/Three O'clock Blues (Lowell Fulson)
⑥ ヘルプ・ザ・プアー/Help The Poor (Charles Singleton)
⑦ アイ・ウォナ・ビー/I Wanna Be (Doyle BramhallⅡ, Charlie Sexton)
⑧ ウォリード・ライフ・ブルース/Worried Life Blues (Sam Hopkins, Big Maceo Merriweather)
⑨ デイズ・オブ・オールド/Days Of Old (Jules Taub, B.B. King)
⑩ ホエン・マイ・ハート・ビーツ・ライク・ア・ハンマー/When My Heart Beats Like A Hammer (B.B. King, Jules Taub)
⑪ ホールド・オン・アイム・カミング/Hold On I'm Coming (Isaac Hayes, David Porter)
⑫ カム・レイン・オア・カム・シャイン/Come Rain Or Come Shine (Harold Arlen, Johnny Mercer)
■録音メンバー
エリック・クラプトン/Eric Clapton (guitar, lead-vocals①③~⑨⑪⑫)
B.B. キング/B.B. King (guitar, lead-vocals)
ドイル・ブラムホール Ⅱ/Doyle Bramhall Ⅱ (guitar①②④⑥⑦⑨~⑫, background-vocals④⑦)
アンディ・フェアウェザー・ロウ/Andy Fairweather Low (guitar①②④⑥⑦⑨~⑫)
ジミー・ヴォーン/Jimmy Vaughan (guitar⑥)
ジョー・サンプル/Joe Sample (acoustic-piano①⑤⑥⑨⑩⑪, electric-piano①②⑪)
ティム・カーモン/Tim Carmon (organ①~⑦⑨~⑫)
ネイザン・イースト/Nathan East (bass)
スティーヴ・ガッド/ Steve Gadd (drums)
スザンナ・メルヴォワン/Susannah Melvoin (background-vocals①④⑦⑨)
ウェンディ・メルヴォワン/Wendy Melvoin (background-vocals①④⑦⑨⑪⑫)
ポール・ウォーラー/Paul Waller (programming)
■チャート最高位
2001年週間アルバム・チャート アメリカ3位、イギリス15位、日本(オリコン)6位
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表題曲のビデオクリップはジャケットと同じで、クラプトンのまるで少年のような笑顔が印象的でございまするぅ。
http://jp.youtube.com/watch?v=AyXPp1P8rBY
とっても悲しい曲がありますよね
自分の息子さんの死を歌にした曲、、大好きな歌です
今日は私もクラプトンさんですわ。
ずーっと、古いですが(汗)
でも、やっぱり年取ってからの方が素敵だわ♪
こちらのアルバムは以前からジャケットが気に入っていたんですよ~
聴いてみたいんですが、全曲ブルースなんですか?
あ、動画ありがとうございました。ほんと、笑顔が良いですよね。楽しませて頂きましたよ(^^)。
ぼくもとても好きな曲です。歌詞がまた泣けるんですよね。
ちょっと難しいけれど、ギターの弾き語りにもピッタリの曲じゃないですか?弾けるようになると楽しいよ~(^^)
今日はクラプトン繋がりでシンクロしましたね~
クラプトンって若い頃もハンサムだったけど、年を重ねるごとにシブさを増していってますね。ぼくもあんなオヂサマになりたいです。
ジャケット、カッコいいですね。フォーマルな服をラフに着崩してるとこなんか見習いたいです。
このアルバムは全曲ブルーズ、もしくはブルージーな曲で構成されてますよ(^^)。
阪神タイガースのファンとか。
私は江戸っ子ですが、大のタイガースファンです。
学生時代大阪に住んでいましたので何度も甲子園に行きました。
またお邪魔します。
これからもよろしくお願いします。
とんでもないです、どの記事にどんなレスでも大歓迎ですよ。
我らがタイガースも見事に開幕3連勝を飾ったことですし、野球ネタもぼつぼつ取り入れたいな、なんて思っております。
気が向いたらいつでも気軽に覗いてみてください。タイガース談義、しましょうね。
こちらこそこれからもよろしくお願いいたします(^^)
早速のコメント、ありがとう(*^0^*)
このアルバム、聞いてみたくなったよぉ
レンタル屋さんで、捜してみよ
。。あ、B.Bとクラプトンでしたね。
このアルバム聴いた事ありません。ので聴いてみました。ブルーズお腹いっぱい盤ですね。御二人ともいつまでも元気でブルーズしてもらいたいものです。
このジャケット、良いですね。どこかで見かけたら購入します。これを聴きながら阪神戦を見る。。ってのも良い。。訳ないか。