菜の花が咲いて、ぽかぽか陽気だった吾妻山からほんの1時間ほど箱根
のお山を登った大涌谷はまた別世界。硫黄の臭いが立ち込め、雪の残る
黒い岩肌のあちこちから煙が上がり、なかなかにワイルドな景観です。
大涌谷名物「黒卵」の売店横には、これまたなかなかの面魂の野良猫
が睨みをきかせていました。というか、観光客が卵の切れ端をくれる
ので寄ってきているだけのようですが。
箱根を下り、足柄山の夕日の滝を見物しました。ここは金太郎が産湯
を使った滝と言われています。すぐ近くに生家跡というのもあります。
夕日が沈むころとても綺麗なので、この名がついたそうですが、訪れ
たときは昼間ながら薄暗く、滝の下が凍りついていて、ここもなかな
かにワイルドな光景でした。滝行にはうってつけでしょうが、ここで
産湯を使うとはね。
夏はキャンプなどで賑わうようですが、今は人っ子一人いない、それ
こそクマでも出そうな(実際にクマに注意の看板がありました)山の
中でした。
滝へ行く道沿いにイノシシの皮が干されていました。ワイルドだなあ!